ヤマザキマザック<長尺パイプ・形鋼専用 全自動3次元レーザ加工機 3D FABRI GEAR 220>
2010-11-17 |
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ヤマザキマザック株式会社(社長:山崎智久、愛知県大口町、TEL:0587-95-1131)は、 長尺パイプや形鋼を全自動で加工する3次元レーザ加工機、3D FABRI GEAR 220(スリーディー ファブリギア 220)を10月28日~11月2日まで行なわれた第25回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2010)に出展し発表と同時に販売を開始しました。 従来、既存機種の3D FABRI GEAR 150で加工可能であった最大パイプ径Φ150mmに対し、お客様のニーズにお応えし、今回、最大パイプ径をΦ220mmまで加工できるよう新たに改良をしました。さらに、CNCやCADCAMシステムの性能をアップし、従来機よりさらに高速な動作ができるよう改良を加えたことにより、大幅に生産性を向上しました。 また、KEN OKUYAMA DESIGNとの総合デザインコラボレーションにより、基調色を統一、視認性の高いシグナルタワーのオプション展開を可能にしました。 3D FABRI GEAR 220 1. 開発の背景 当社では、長尺パイプや形鋼を加工するにあたり、素材の搬入から任意形状のレーザ切断、切断部材の排出まで全自動で行なう加工機を10年前にリリースし、従来、熟練作業者が多くの機械を用い、複数工程で行なっていた作業を1台で完結できるマシンとして市場の変革に貢献しています。 当機は、最大加工径Φ150mmまで可能な3D FABRI GEAR 150と最大加工径Φ267mmまで加工可能な 3D FABRI GEAR 300の2機種を生産、販売しており、全世界で新しいパイプ加工機の位置づけとして評価を得ています。 今回、商品力強化及び市場からの要求に応え、Φ220mmまでの丸パイプをさらに高速加工する為に、従来の3D FABRI GEAR 150をΦ220mmまで加工可能な仕様へ改良し、さらに高速加工ができるよう、角パイプのコーナー制御技術の向上やCADCAMの高速対応改良を行ないました。 2. 3D FABRI GEAR 220の特長 1)長尺素材をローディングステーションに載せることで、 搬入から切断、完成品の搬出まで自動的にプログラム運転を行ないます。 丸、角、長方形等の長尺パイプやH、I、L等の形鋼をローディングステーションにセットすることで、 素材の搬入からレーザ切断、加工完成品の搬出まで、 プログラム指令で全自動加工を行ないます。従来、多数の専用機械を使用し加工していた部材で も一台で全加工を行ないます。 2) 3次元レーザ切断に加え、タップ加工も1台で可能とし工程集約 各種パイプや形鋼を任意の形状に3次元レーザ加工を行なうだけでなく、 タップ加工も一台で行なえるよう機能を追加。レーザ加工ヘッドにタップユニットをオプションで 取付し、1台でレーザ加工、レーザ下穴加工、タップ加工まで一貫して加工できるようにしました。 タップは異なるサイズのタップ、または予備タップを6本まで取付が可能です。 3) 当社のCADCAMシステムによってパイプや形鋼の加工プログラムが簡単に作成可能 複雑な3次元レーザ加工を行なうには、複数の軸を同時に動かす必要があり、 プログラム作成は大変な工数がかかります。 当社では、独自で開発したCADCAMシステム-FG CADCAMを使用することにより、 簡単にプログラム作成ができるようにソフトウエアの開発も行ないました。 素材の形状や、長さなど、パターンを入力していくだけで、FABRI GEARのプログラムを 作成できるだけでなく、プログラムチェックや機械の干渉チェックまでをも行なう事ができます。 3. 主な仕様
【問い合わせ先】 ヤマザキマザック株式会社 TEL:0587-95-1144 URL:www.mazak.jp
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