第3回 エミダスだよ!全員集合!! レポート ~授賞式~

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 製造業のつくるホームページとは、どんなものであるべきか。インターネットで受注拡大するために、最も効果のあるホームページとはどんなものなのか。
エヌシーネットワークでは、このテーマを追求するために、本年2月18日から3月31日の期間において「エミダスホームページ大賞」と題して、本邦初の製造業専科のホームページコンテストを行いました。
本日は、その受賞者の発表です。
また技術情報を集め、共有と書庫化をはかり発展中の「技術の森」のグランドマスターの発表もありました。
なお表彰式は、こののちの交流会においておこなわれました。


エミダスホームページ大賞受賞者
【グランプリ】 第一プラスチック株式会社
【準グランプリ】 株式会社日本クロス圧延
【技術コンテンツ賞】 三和メッキ工業株式会社
【3ちゃん賞】 有限会社イワセ

技術の森グランドマスター
NSプランニング 野村 清一郎 氏


「エミダスホームページ大賞」審査員の皆様
(右から) M&M研究所 代表
三石 玲子 氏(審査員長)
久米繊維工業株式会社 代表取締役社長
久米 信行 氏
独立行政法人 経済産業研究所 DND統括マネージャー
出口 俊一 氏
ふぁーすと・らぼ代表 eビジネス啓蒙家 B2Bコンサルタント
村上 肇 氏

三石 玲子 氏
「はじめてB2Bのサイトをじっくり見ました。すると掛け値なしに感動しました…」
「…B2Bでは、用のない人は見に来ません。自社の強みを徹底的に打ち出したところが強いんです…」
「次に、重要なのは、第一印象です。第一印象というのは、そのサイトのやる気や熱意を端的に表すものなのです…」
久米 信行 氏
「要点をまとめますと…得意な分野にしぼりこむこと…、重要なページから自然に問い合わせフォームに…、設備情報が大事…、サンプル写真が効果的…、解説は専門用語と数値で簡潔にすること…、プロがうなる技術情報があること…」
「つきつめていくと個人より法人のほうが(発注ということで完結するので)シンプルにつくれるのではないか、と思います」
出口 俊一 氏
「審査風景と言いますと、辛口の審査員長を中心に白熱したバトルが展開されたものです…」
「次回はよりいっそうの応募で審査員をもっと悩ませてほしいと思います」
村上 肇 氏
「本当に強みと言えるものはない、これだけしかできない、というところもあると思いますが、情報発信をしなければ何も始まりません」
「情報発信してみて、問い合わせが1件でもあれば、コミュニケーションをとってみる。そうすると弱みだと思っていたことが強みになる、というようなこともあります」
「勇気を出して情報発信をしてください」



【パネルディスカッション「挑戦する製造業の条件」】

 製造現場の海外移転がかまびすしく伝えられるなか、日本の「モノづくり」を生業とするものは何を考え、どのように行動しなければいけないのか…。
本年よりエヌシーネットワークの掲げた「挑戦する製造業」というキーワードの元に、製造の現場にあって、この現実と向かい合いつづけている方々の代表として3名の方をお招きし、パネルディスカッションをおこないました。


【パネラー】
河野 正樹 氏 (中岡プレス工業株式会社
宮田 敬之 氏 (日本フォーミング株式会社
岸本 学 氏 (岸本工業株式会社
【進行】
内原 康雄 ( エヌシーネットワーク)

 ディスカッションは、「ネット受注の現状」「中国の製造業は果たして脅威か」「日本の製造技術」「挑戦する製造業の条件」と4つのテーマを軸に進行しました。
パネラーの河野氏、宮田氏、岸本氏にはそれぞれ異なる製造の現場からのご経験を元に、ご意見を披露していただきました。
「ネット受注」については、お三方ともエヌシーネットワークに限らず、いろいろなアプローチでの受注獲得をご経験されており、特に宮田氏は、韓国のメーカーから捜し当てられて、初めての海外輸出をすることとなり、以来1年余取引が継続している、というエピソードを紹介されました。
中国の現状は、5年来中国で工場を経営されている岸本氏のお話が印象的で、まず「現在、中国から撤退している企業は大変多い」「中小が進出していくことには大変な難局も待ち受ける」とショッキングな話題があり、しかし「技術上の応用力に関しては、まだまだ一日の長がある日本に可能性が残されている」と続けられました。
振り返って日本においては、技術はコストを前提として捉えなおさざるを得ないという見解を河野氏、岸本氏がそれぞれの観点で述べられました。

短い時間のなか、必ずしも結論を見たわけではありませんでしたが、お三方のお話で一致していたのは、自らの持つ技術を信じてもう一度見直すことが大切だ、ということでした。


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