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今回は金属3Dプリンタを使った金型製作のプロセスについて、お話ししたいと思います。
金属3Dプリンタは「粉末の金属を層ごとに積み重ねて、必要な形を作り上げる」技術であり、これを積層造形(AM)技術といいます。
例えば、一般的なSLS(選択的レーザー焼結)やSLM(選択的レーザー溶融)と呼ばれる技術では、金属粉末にレーザーを当てて焼結または溶融させ、層を積み上げていきます。
具体的にはこのような手順で進めます。↓
①デジタルモデル作成
3D設計ソフトを使って作りたい金型の詳細なモデルをデジタルで設計します。
「CADデータ」と呼ばれるデータをもとにしますが、この時点で寸法や形状のすべてが決まってきます。
②材料の選定と準備
金属3Dプリンタにはステンレス、チタン、アルミニウムなど、選べる材料がいくつかあります。
目的に合わせて最適な金属粉末を用意します。
高温や高圧に耐える金型には、それに応じた金属が必要となります。
③プリントスタート!
ここで金属粉末の層を一層一層、プリンタが積み上げていきます。
この積層造形には時間がかかるため(面積にもよりますが、数日かかることもあります)、じっくりと待つことがポイントです。
1層の厚みは数ミクロン単位の薄さで、正確に積み上げられます。
④アフタープロセス
プリントが終わったら、そのままで終わりではありません。
金型として使えるようにするために、熱処理、研磨といった後処理を行います。
積層で作られた表面はそのままではざらついてしまうことがあるので、滑らかに仕上げるための加工が非常に大事です。
以上が、金属3Dプリンタを使って金型を作る基本的な流れです。
この技術の魅力は、高い形状自由度と精密さを持つことです。
例えば、複雑な冷却管や真空管など、他の方法では加工が難しい構造でも、3Dプリンタなら造形可能です。
ムトー精工でも、こうした最先端の技術を活用し、一貫生産体制のなかで高品質な製品づくりをサポートしています。
ぜひお気軽にご相談ください。
─プラスチックを形に、未来をカタチに。─
ムトー精工は、設計力・技術力とグローバルネットワークを活かし、
金型製作から組立まで一貫生産体制を実現しています。
徹底した品質追求と提案力により、付加価値の高いプラスチック製品を提供し、
国内外のお客様に選ばれ続けています。
まずはお気軽にご相談ください!
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会社名 |
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エミダス会員番号 | 99825 |
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日本 岐阜県 各務原市 |
電話番号 | 058-371-1101 | FAX番号 | 058-382-4365 |
資本金 | 218,900 万円 | 年間売上高 | 2,022,600 万円 |
社員数 | 263人 | 担当者 | 川出 正博 |
産業分類 | 家電 / 輸送機器電装品 / 医療機器 |
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