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【高性能エンジンに不可欠な“表面改質”】
自動車エンジンの内部では、ピストンリングやカムシャフト、バルブリフターなど多くの金属部品が高速で擦れ合っています。この摺動により摩耗や摩擦損失が発生し、燃費の悪化や耐久性の低下を招くことがあります。これを防ぐために注目されているのが、表面処理の一種であるDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングです。
【DLCコーティングの仕組みと特長】
DLC膜はダイヤモンドとグラファイトの中間的な性質を持ち、硬く滑らかな炭素薄膜として形成されます。PVD(物理蒸着)やPACVD(プラズマ化学蒸着)などの方法で金属表面に数μmの層を生成し、摩擦係数を大幅に低下させます。DLC膜は耐摩耗性、耐食性に優れ、石油系燃料や腐食性ガスにも強い性質を持ちます。さらに、潤滑油が不足しても焼き付きにくいという利点もあり、環境性能と信頼性の両立を実現します。
【摩擦を減らして燃費を向上】
DLCコーティングをピストンリングやカムなどの摺動部に施すことで、金属同士の接触摩擦を減らし、潤滑性を向上させます。結果として、摩擦損失を最大30~40%削減できる場合もあり、燃費効率が改善されるだけでなく、エンジン音の低減や耐久寿命の延長にも寄与します。これは電動車両やハイブリッド車など、省エネ性能を重視する次世代モビリティにも有効です。
【DLC技術の最前線】
近年では、水素を含まない「水素フリーDLC」や、sp³(ダイヤモンド結合)の割合を高めた高硬度型DLCなど、さらなる高性能化が進んでいます。これらは高温環境下でも酸化しにくく、摺動性能を維持することが可能です。また、AIを活用した成膜プロセス制御や、ナノレベルでの構造解析によって、用途ごとに最適化された膜設計も進化しています。
【他の表面処理との比較】
DLC以外にも、CrNやTiAlNなどのセラミック系コーティング、溶射、窒化処理などが存在します。これらは用途によって使い分けられ、たとえばCrNは耐食性に優れ、TiAlNは耐熱性が高く、金型や工具に適しています。DLCは特に低摩擦性に優れ、摺動部品の性能改善に最適です。表面改質技術は単なる「保護膜」ではなく、機能設計の一部として重要な役割を担っています。
【まとめ】
エンジン内部での摩擦をいかに抑えるかは、燃費・性能・環境対応のカギを握るテーマです。DLCコーティングは、その優れた特性により自動車産業をはじめ、航空宇宙、精密機器、医療分野まで幅広く活用が進んでいます。未来のモビリティ社会に向け、表面処理技術はますます重要な位置を占めていくでしょう。
◆アイ・シイ・エスの取り組み
株式会社アイ・シイ・エスは、長年にわたり金属表面処理と改質技術の分野で高い信頼を築いてきました。特に、低摩擦・高耐久を実現するDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングは、自動車エンジン部品の性能向上に大きく貢献しています。同社ではUBMスパッタとPACVDを組み合わせた独自の成膜技術を採用し、膜密着性と均一性を両立。ピストンリングやカムシャフトなどの摺動部品に施すことで、摩擦抵抗を低減し、燃費効率や耐久寿命を高めます。また、CrNやTiAlNなどのPVD膜、溶射、窒化など多彩な技術を用途に応じて最適化。さらに、最新鋭のSEM・摩耗試験装置を用いた品質検証体制を整え、航空宇宙分野で要求されるJIS Q 9100規格にも対応しています。熱処理から表面改質まで一貫したプロセス管理のもと、環境負荷を抑えつつ高機能を実現するアイ・シイ・エスの技術は、次世代の省エネ社会を支える基盤として進化を続けています。
【お問合せ先】
株式会社アイ・シイ・エス
〒322-0603 栃木県栃木市西方町本郷623
TEL: 0282-92-7881 FAX: 0282-92-8787
HP:https://www.ics-21.com/
| 会社名 |
株式会社 アイ・シイ・エス (あいしいえす) |
エミダス会員番号 | 98962 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 栃木県 栃木市 |
| 電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 22,000 万円 | 年間売上高 | 400,000 万円 |
| 社員数 | 190人 | 担当者 | 石野貴之 |
| 産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 電子部品 | ||
| 主要取引先 |
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