【リニアスケールとは】
リニアスケール（リニアエンコーダ）は、直線的な位置や移動距離を高精度に測定し、電気信号として出力する装置です。工作機械や半導体製造装置など、ミクロン単位の精度が求められる現場で広く使用されています。

【原理と用途】
リニアスケールは、メインスケールと検出器の2つのユニットから構成されており、主に電磁誘導や光の変化を用いて移動量を検出します。
検出された信号は起電力として変換され、移動距離や現在位置として出力されます。

主な用途：

CNC工作機械の位置決め制御

半導体製造装置での位置測定

測定機器・医療機器などの精密制御分野

【方式の種類】
リニアスケールは、計測方式と検出方式で分類されます。

＜計測方式＞
アブソリュート方式：電源を落としても位置情報を保持。絶対位置を出力。

インクリメンタル方式：原点を基準とし、移動量をカウント。

＜検出方式＞
磁気式（電磁式）：構造がシンプルで耐環境性に優れるが、強磁場に弱い。

光学式：高精度な測定が可能。ただし外光に影響を受けやすい。

【長谷川機械製作所の対応】
当社では、リニアスケールを活用した制御装置のカスタマイズや、高精度切削加工に対応した装置の製造を行っております。仕様検討段階からのご相談も承りますので、お気軽にお問い合わせください。

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