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【 アップカットとダウンカット違いとは? 】
アップカットとダウンカットははミーリング加工の一種で、
工具送り方向の違いによって分かれています。
それぞれの加工では、加工ワークの仕上がりや寸法精度
が変わり、加工する際には適した方を選ぶのがポイントです。
【 ダウンカットのメリット・デメリットとは? 】
ダウンカットは、工具回転方向と送り方向が一緒の場合に、
ダウンカットになります。一般的にはダウンカットが主に
使用されています。
≪ メリット ≫
・工具寿命の高さ・・・刃先にあたる量が少なく刃先部の摩耗が少なる為。
・工具擦過時間が短い・・・ビビりが発生しにくく、安定した加工が可能
≪ デメリット ≫
・工具・機械剛性が必要・・工具側に引き寄せる方向に、力がかかる為
工具及び機械本体の剛性が必要になる場合がある。
・切りくず排出性が悪い・・ワークに対して、食い込ませる方向に加工
している為、刃先の間で切りくずが詰まりやすく、仕上がり面が汚くなる。
・切削抵抗が大きい・・・食い付いて加工する為、切込み量によっては
衝撃が発生する事もある。
【 アップカットのメリット・デメリットとは? 】
アップカットは、工具回転方向と送り方向が反対の場合に、
アップカットになります。面仕上げをキレイにさせたい時に
使われる加工法です。
≪ メリット ≫
・加工面の光沢・・・切りくず排出性がよく、切削面を重複して加工
している為、キレイになりやすい。
・工具に負荷がかけやすい・・・黒皮など素材状態で表面が粗い物を
加工する時に適している。
≪ デメリット ≫
・工具寿命が短い・・・擦過時間が長く、摩擦熱で工具の摩耗
が早くなる傾向がある。
・不安定な加工・・・工具回転方向とワーク送り方向が相対的
になってしまう為、負荷がかかりビビりが発生する事がある。
切削条件を、都度変える必要が出てきてしまう。
【 今回のまとめについて 】
アップカットとダウンカットについて解説しました。
主に使用されるのはダウンカットですが、簡単に分けると
表面をキレイにしたい時はアップカット
それ以外はダウンカットと考えていいかもしれません。
アップカットとダウンカットを両方を使い、加工時間を短く
する事も可能なので、加工の幅が広がります。
【長谷川機械製作所のご紹介】
より小型で高精度な小型のNC旋盤やマシニングセンタを皆様にご提供できるよう、日々技術革新に努める長谷川機械製作所をご紹介します。当社は、最新技術と熟練した技術をもとに、開発から製造、そしてカスタマイズを行っています。
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株式会社 長谷川機械製作所 (はせがわきかいせいさくしょ) |
エミダス会員番号 | 98872 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 埼玉県 さいたま市見沼区 |
電話番号 | 048-683-5061 | FAX番号 | 048-685-6823 |
資本金 | 10,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 130人 | 担当者 | 長谷川 大晃 |
産業分類 | 治工具 / 工作機械 / 産業用機械 | ||
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