【　リーマ加工とは？　】

　ドリルで穴を加工した際に、さらに穴の精度を求める
公差内に入る様にするための切削加工法になります。
又、ドリル穴では表面の凸凹がある為、表面粗さを
向上させる為にも、リーマ加工は使われます。

【　リーマ加工の動きと注意点　】

　リーマ先端刃先で下穴の一部を切削していき、
切削部分をリーマの硬い刃部で、押し付けて
磨いてく「バニッシュ」加工をしており、仕上げ面
をキレイにしていきます。リーマ加工では、その動きを
繰り返して加工していきます。
リーマ加工での注意点として、ドリル穴の軸中心と
リーマの軸中心が同一でなければなりません。
なぜなら、穴位置がずれたり、幾何公差での精度が
出ない可能性がでてくるからです。

【　リーマ加工の精度に関係する物について　】

　リーマにおける加工精度については、大きく２つに分かれ
加工穴の精度及びリーマ本体の精度への関係性があります。
・加工穴精度について
　・垂直度・・・穴のセンター軸が曲がっている場合
　・偏心・・・穴のセンター軸のズレ
　・真直度・・・穴のセンター軸が曲がっている
　・円筒度・・・穴の円筒部で太い・細い箇所がある
　・真円度・・・真円度が著しく悪い部分がある。
・リーマ精度について
　・ワーク・・・材料特性、寸法精度、形状（異形材など）、加工前状態
　・リーマ・・・工具の種類、工具長の適正度、切れ刃状態、工具材質
　・工作機械・・・機械の種類、運動性能、加工精度、ツールホルダー
　・加工条件・・・仕上げ代、切削速度、送り速度、クーラント液状態

【　リーマ加工についてのまとめ　】

　今回はリーマ加工について解説しました。
リーマ加工にもできない事はあります。
それは、下穴加工・下穴位置のズレ修正と真直度の修正です。
高精度な穴加工が必要な際は、加工するワークの材質及び
リーマの工具材質が適したものを選定する必要があります。

弊社でも、リーマ加工を必要とする加工の実績がございます。
リーマ加工を含めたテストカットなども、承っております。
サイクルタイムレイアウトの作成なども、ご好評いただいております。
ご要望ございましたら、お気軽にお待ちしております。

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より小型で高精度な小型のNC旋盤やマシニングセンタを皆様にご提供できるよう、日々技術革新に努める長谷川機械製作所をご紹介します。当社は、最新技術と熟練した技術をもとに、開発から製造、そしてカスタマイズを行っています。

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