NCプログラムとは、数値制御で動作させるプログラムで
どのような条件でどの様に、機械を動作をさせるのかを
「記号」と「数値」で、表したプログラムです。

NC装置には、Gコード、Mコード、座標系と呼ばれるものがあり
大まかにいうと、その３つから構成されています。
今回は、この3種類の構成要素について説明していきたいと思います。

≪Ｇコードについて≫

・Ｇコードは準備機能とも呼ばれており、主にワークに対する
加工の指令になります。（送り指令、荒加工サイクルなど）
Ｇコードにも２種類のタイプがあります。
ワンショット指令とモーダル指令です。
簡単な分類をすると下記の様になります。
・ワンショット指令・・一度だけ有効な指令方式
・モーダル指令・・・他の指令がされるまで、同じ指令が入り続ける指令方式
（例：G０・・早送り、G01・・切削送り、G０２・・円弧補間正転、G03・・円弧補間逆転
など）、Gコードには加工に対する指令が多いです。

≪Mコードについて≫

・Mコードは、補助機能と呼ばれており、主に機械の動作に
関するを指令に使用しています。
Mコードは、NC装置メーカが割り当てするのではなく
各メーカーが各自で設定したMコードに指令を入れます。
なので、同じMコードでも指令の中身が違う場合がありますし、
同じ行列にMコードは、一つしか入れる事はできませんから
注意が必要になります。
（例：　M03　主軸正転、M０４　主軸逆転など）

≪座標系について≫

NC旋盤は二つの原点があります。それは、
機械原点と加工原点になります。
機械原点は、使用する機械の原点であり
加工原点は、機械を使用する為のプログラムを作成する人が
自由に決めれる原点になります。
プログラムを作成していく上で重要になるのは、
「加工原点」をどこに設定するかです。


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