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【高温環境での劣化を防ぐ!耐熱塗料の特性と選び方】
耐熱塗料とは、高温に耐久性のある特殊な塗料です。
この塗料は自動車のマフラーや工業プラントの煙突やダクトなど、特に高温にさらされる環境で使われています。
高温な環境下で、耐熱塗料を使用することで機材や構造の保護が可能になります。
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【耐熱塗料の種類と成分】
耐熱塗料は主にシリコーン樹脂などの耐熱性の高い樹脂をベースに顔料や溶剤、添加剤を加えて構成されています。
シリコーン樹脂は自然界には存在しない有機ケイ素化合物となります。
特に高温環境下での安定性が高いのが特徴で、この化学的な構造が一般的な塗料と比べて優れた耐熱性を提供しています。
『主成分』
シリカ(酸化ケイ素)、有機物、顔料、溶剤、添加剤
『耐熱温度の範囲』
200℃から600℃、一部には1000℃に耐えるものもあります。
『用途』
自動車部品、工場の配管、煙突、発電所の高温機器など
【鋳物 鋳造品の耐熱塗装】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/192745/
【金属塗装の種類と選び方】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/196154/
【耐熱塗料の特徴とメリット】
耐熱塗料を使用することで、他の塗料には無い多くのメリットが得られます。
『高温からの保護』
耐熱塗料は機材や構造物を高温から守り、劣化を防ぎます。
高温の場所や環境に塗装されることで腐食や劣化を抑え、製品寿命を延ばす効果があります。
『環境耐性』
耐熱塗料は高温に加えて-50℃までの寒性もあり、さらに雨や紫外線からの保護も可能です。
このため厳しい環境での使用に最適です。
『美観の向上』
耐熱塗料は色彩の付与が可能で、塗装対象の外観を美しくすることができます。
高温環境でも変色などが発生せず、長期間美観を維持します。
【耐熱塗料の塗装手順】
耐熱塗料の塗装は通常の塗装以上に慎重な作業が求められます。
適切な下地処理と膜厚・塗装間隔などの管理が必要で、以下の手順に従う事が推奨されます。
①最高温度の確認
稼働した場合での最高温度を確認し、耐熱温度を設定します。
平均温度ではなく最高温度を基準に+100℃の余裕を持つことが一般的です。
②適切な下地処理
塗料の密着性と耐久性を確保するために「ブラスト処理」を行います。
この処理により油分や古い塗膜、錆などを除去し、塗料が密着しやすい表面を作ります。
【素地調整 ISO規格とSSPC規格一覧表】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/217155/
【ブラストの仕組み ~エアーブラスト装置について~】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/199332/
③塗膜厚の管理
塗膜厚を均一に保ちながら塗装することが重要です。
厚塗りを避け、加熱・硬化時にフクレが発生しないよう丁寧に塗ります。
【塗料とは? ~膜厚の重要性について~】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/179121/
【塗料とは? ~膜厚計の紹介~】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/179652/
【耐熱塗装の注意点】
耐熱塗料の使用にはいくつかの注意点があります。
正しい手順で行うことで、耐熱塗料の性能を十分に発揮することができます。
『下地処理不足』
正確な下地処理が実施されていない場合、塗膜の早期剥離が起きる可能性があります。ブラスト処理にて下地処理を行う事で塗膜がしっかりと付着し、長期の耐久性が確保されます。
【塗装が剥がれる原因と対策|剥離トラブル解決策】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/232278
『膜厚過多・乾燥時間不足』
耐熱塗料は常温では完全硬化しないため、膜厚が厚すぎると内部に残留した溶剤や反応ガスが膨張し、フクレが発生することがあります。
膜厚を規定値内に調整する、乾燥時間を十分にとる必要があります。
『段階的な初期加熱』
塗装後に段階的な加熱を行うことでフクレを妨げ、完全硬化させることができます。
例として200℃で1時間加熱するなど、徐々に温度を上げることが推奨されます。
『原田鉄工の耐熱塗装設備と技術』
広島に本社を置いている原田鉄工では高温に対応する耐熱塗装に適した「大型ブラスト設備」と「屋内塗装設備」を完備しており、長年の経験と技術で高温環境下での腐食防止や美観維持に貢献しています。
自社設備にて最適なブラスト処理を行い、塗膜の密着性と耐久性を確保することで製品の耐久性を格段に向上させます。
【塗装は下地で性能が決まる!?】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/229378/
【長寿命化のためのLCC 低減】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/192445/
創業から80年間、海上・海中・沿岸部などのとても「錆びやすい環境」で使用される大型鋼構造物、プラント・発電所などで使用される高温製品などの錆を防ぐため、様々な設備・技術を身に付けてきました。
大型鋼構造物では「重防食塗装」、高温製品では「耐熱塗装」などどんな塗装でもお任せください。
◎腐食(腐蝕 英語:Corrosion)
科学的または電気的に使用環境の中で表面から変化することで、外観や機能が損なわれる。
腐食が進行していくことで厚さが減少する、孔が開くなどの現象が発生します。
◎膜厚(英語:Film thickness)
塗料を塗り、乾燥後に得られる塗膜の厚み。
単位はµmで表される。1µm=0.001mm
乾燥膜厚によって下地の寿命、機能性、美観が大きく左右されてしまいます。
◎素地調整(英語:Surface preparation)
素地をより塗装に適した状態にする処理の事です。
素地調整で素地のサビ・汚れ・劣化した塗膜など除去し、更に形成した凹凸によって塗料の付着性を大きく向上させます。
塗装寿命に影響する原因は素地調整によるものが50%を占める程、重要な処理となります。
【塗膜の寿命に及ぼす影響/原因】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/179473
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原田鉄工 ブラスト設備
グリットブラスト・サンドブラスト どちらも自社製
幅7m×奥行10m×高さ3.5m
【グリットブラストとサンドブラストの違い】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/175611/
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ブラスト・塗装の事ならお任せください。
ご相談、御見積りはこちらから
https://harada-tekkou.co.jp/contact/
原田鉄工株式会社 広島
TEL:082-232-2445
FAX:082-293-0286
担当:垰(タオ)
携帯:090-3742-9768
メール:bousei@harada-tekkou.co.jp
会社名 |
原田鉄工 株式会社 (はらだてっこう) |
エミダス会員番号 | 98405 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 広島県 広島市西区 |
電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | 082-293-0286 |
資本金 | 4,800 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 50人 | 担当者 | 垰 |
産業分類 | 重電関係 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
主要取引先 |
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