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【塗装は下地で性能が決まる!?】
塗装の性能は何によって決まるのでしょうか?
塗料の質?塗装の回数?それとも塗装技術?
どれも重要な要素ではありますが、最も塗装の性能を左右するのは下地です!
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『塗装の目的』
塗装を行う目的は主に3つに分けられます。
①保護
塗装は塗料で表面を覆う事で保護する役割があります。
元は液体や粉体だった塗料も完全に硬化した塗膜となる事で接触などによる衝撃、紫外線、雨風といったものから守ってくれます。
②美観
塗料は調整する事で様々な色や質感を与える役割があります。
優れた美観に変化させる事で商品に付加価値を付与します。
③機能性の付与
塗料によっては防錆、防腐、防虫や耐熱、断熱、蛍光などの機能・効果を付与する役割があります。
色によって危険性を示す事も可能です。
『塗装の工程』
まずは一般的な塗装の工程(手順)を紹介します。
①塗装の仕様を決める
まずは必要となる性能を元に「下地処理の方法」「塗装回数」「規定膜厚」「塗料の種類」などといった塗装仕様を決定する必要があります。
②下地処理(素地調整)
塗装前に表面に付着した油分・錆・ゴミ・酸化被膜などの不純物は除去する必要があります。
③塗装
使用する塗料を説明書通りの方法・分量にて混合・希釈を行います。
塗料を準備したら規定量を適切にムラなく塗装します。
④検査
塗料が完全硬化すると塗膜厚の計測を行います。
規程となる膜厚に対し過不足がある場合には調整を行います。
⑤再塗装+検査
③~④の工程を繰り返しながら塗装を塗り重ね、完成させます。
【塗装とは? ~塗装の流れについて~】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/188904/
『塗装は下地で性能が決まる!?』
塗装の目的は3つありますが、最も重要とされるのは「保護」の役割です。
塗装寿命は仕様に大きく左右されますが5年~50年ほどと言われます。
この塗装寿命に影響を与える要素は大きく分けると以下の4項目となります。
49.5%❘下地処理(1種ケレンと2種ケレンの比較)
19.1%❘塗装回数
4.9%❘塗料の種類
26.5%❘塗装技術や周辺環境、気候
下地処理が塗装寿命に与える影響は約50%あり、ほかの項目と比較しても圧倒的です。
1種ケレンはブラスト加工による下地処理
2種ケレンは電動工具を使用した下地処理
方法が異なるだけでここまで塗装寿命に影響を与える下地処理は塗装工程の中で最も重要とされ、下地処理によって塗装性能は決まると言っても過言ではありません。
【塗膜の寿命に及ぼす影響/原因】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/179473/
【徹底比較】1種ケレンと2種ケレンの違いは?
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/217157/
『そもそも下地処理とは?』
下地処理は下処理や素地調整などとも言われ「塗装に適した表面に変化させる処理」です。
多くの方法があり「表面の状態」や「必要な耐久性」を考慮して、いくつかの処理を組み合わせ作業します。
一般的な下地処理は以下の3工程となります。
〈脱脂作業〉
表面に付着している油分や汚れは塗料を弾いてしまいます。
有機溶剤や洗剤を使用し、ふき取る事で除去します。
〈ケレン作業〉
表面に付着している酸化被膜や錆、劣化した塗装などは塗料の付着を妨げ早期剥離の原因となります。
サンドペーパーやディスクサンダーと言った電動工具、ブラスト加工などで表面に付着している異物を除去しましょう。
ケレン作業は使用する「工具」と「清浄度」によって4つのグレードに分類されます。
表面の状態や必要な耐久性を考慮し、グレードを選定する必要があります。
【塗装でよく聞くケレンとは?目的や種類】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/196279/
「ブラスト処理」の種類と特徴
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/196425/
〈パテ、プライマー塗付〉
塗装対象物の材質や表面の状態によってはパテ付けが必要だったり、専用のプライマーを塗る必要があります。
パテは劣化している箇所を補修したり、凹んでいる箇所を均一にするなどで仕上がりを美しくします。
特殊な金属や木材、コンクリートに対してはそのまま塗装しても塗料が密着しない、吸い込んでしまう、滲んでしまうなどの不具合を防ぐ専用プライマーを使用する必要もあります。
『まとめ』
塗装性能を決めるのは下地処理です!
なぜここまで下地処理が重要かと言うとしっかり下地処理を行う事で「密着性」「仕上がり」が大きく向上するためです。
下地処理を行わず塗装を行うと表面に付着した油分・錆・酸化被膜といった不純物によって塗装が弾かれたり、簡単に剥がれ落ちてしまいます。
塗装は紫外線や雨風などの影響によって年々減少はしますが、多くの塗装は経年劣化による塗装寿命を迎える前に密着力不足によって剥がれ落ちてしまいます。
またケレン作業とパテ、プライマー塗布によって表面に付着した不純物を除去し、平滑な表面に変える事で塗装後の仕上がりも大幅に向上します。
塗装の性能は下地処理でほとんど決まってしまいますので、必ず行うようにしましょう!
原田鉄工では素地調整と下地処理において最も優れた処理方法である「ブラスト加工」を得意としております。
大型のブラスト設備と塗装設備を完備しておりますので、多ロット・大型品等にも対応可能です。
長年船舶や橋梁と言った金属にとって厳しい環境でも長い耐久年数を期待できる「重防食塗装」を研究し、多くの製品の塗装を手掛けてきました。
ブラストと塗装についての事ならお気軽にお問い合わせください。
【素地調整 ISO規格とSSPC規格一覧表】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/217155/
【工場見学】 原田鉄工 ブラスト・塗装 防錆部
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/177785
◎下地処理(英語:Surface treatment/Surface preparation)
下地をより塗装に適した状態にする処理の事です。
下地は既に防錆処理を施された面の事を言い、塗り重ねなどを行う前に行う処理となります。
◎塗膜(英語:Coating film)
塗装した塗料が完全硬化した塗料の被膜。
塗膜により塗装対象物を覆い隠す事でサビや劣化から保護します。
◎膜厚(英語:Film thickness)
塗料を塗り、乾燥後に得られる塗膜の厚み。
単位はµmで表される。1µm=0.001mm
乾燥膜厚によって下地の寿命、機能性、美観が大きく左右されてしまいます。
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原田鉄工 ブラスト設備
グリットブラスト・サンドブラスト どちらも自社製
幅7m×奥行10m×高さ3.5m
【グリットブラストとサンドブラストの違い】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/175611/
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