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【もらい錆!?ステンレスの錆を落とす方法】
本来錆びにくいはずのステンレスが錆びる原因の多くはもらい錆と言われています。
もらい錆とはステンレスに接触している金属が錆びることで、ステンレスも錆びてしまう現象です。
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『ステンレスについて』
ステンレスは鉄(Fe)とクロム(Cr)を主成分とした合金です。
Stainless=錆びにくい・錆びないと言った意味です。
ステンレスが錆びにくい理由はクロムが空気中の酸素と結びつくことで「酸化クロム」となり、表面を覆い保護しているためです。
一般的な金属の酸化物は錆と呼ばれ、深く広く浸食する事で様々な不具合を引き起こします。
しかしこの酸化クロムは内部へ浸食する事はなく表面を覆い、内部の酸化を防ぐ性質があるのです。
この酸化クロムは「不動態被膜」とも呼ばれます。
『もらい錆とは?』
不動態被膜である酸化クロムのおかげで錆びにくいステンレスですが、もらい錆によって簡単に錆びてしまうことがあります。
もらい錆とはステンレスに鉄などの金属が接触し、表面に付着した鉄分が錆びる事から起こります。
時間経過と共に鉄分の錆はステンレスへ移り浸食を始めます。
不動態被膜は錆が付着してしまうと、その働きが阻害されてしまうので防ぐことができません。
『ステンレスの錆を除去する方法』
1.軽度の錆
お酢又は重曹を水で溶き、スポンジでこすり洗いを行う事で錆びが落ちます。
メラニンスポンジを使用すると更に効果的です。
最後はしっかりと洗い流し、乾かすようにしましょう。
2.軽~中度の錆
ステンレス専用の錆除去剤を使用します。
軽~中度の錆びを溶解、軽減する事が可能です。
化学薬品となりますので、使用前に使用要領と処理方法をしっかりと確認しましょう。
3.中度の錆
ペーパー・不織布の研磨剤でこする事で除去、軽減できます。
広範囲の場合は電動ツールを使用する事で作業効率を向上できます。
あまり深い傷がついてしまうと、錆びの原因となってしまうので注意が必要です。
また研磨する素材はステンレス用で行う必要があります。
4.軽~重度の錆
軽~重度の錆びまでブラスト加工なら除去する事が可能です。
ブラスト加工は研磨材を高速で衝突させ表面を削る加工法で、研磨材の材質も豊富にあるのでステンレスに対しても有効です。
表面に凹凸を形成する事で、塗装の密着性を向上させる効果もあります。
【ブラストの仕組み ~エアーブラスト装置について~】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/199332/
【素地調整 ISO規格とSSPC規格一覧表】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/217155/
『ステンレスの錆を防ぐ方法』
もらい錆はステンレスに鉄などが接触するだけで発生してしまうので、ステンレスが錆びる多くの要因となっています。
しかし、もらい錆は塗装する事で簡単に防ぐことが可能です!
塗装は塗料で表面を覆い硬化させるので、鉄が接触した場合でもステンレスに到達するほどの深い傷じゃない限り問題ありません。
更に塗装する事で耐食性の高いステンレスの能力を更に向上させ、より耐食性・耐候性の高い製品になります。
【ステンレスへの塗装は可能?不可能?その方法について】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/197530/
【アルミの剥がれない塗装方法】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/207193/
『まとめ』
ステンレスは鉄とクロムが主成分とされ、クロムが酸素と結合し酸化クロムという薄い膜を表面に形成する。
この酸化クロムに覆われているので、ステンレスは錆びにくい。
鉄などが接触する事で表面に鉄分が付着し、錆がステンレスに移る「もらい錆」はステンレスが錆びる多くの原因となっている。
錆の進行や範囲によって適切な錆を落とす方法は変わってくるので、錆の状態をしっかりと確認してから作業を行いましょう。
また塗装を行う事で耐久性や耐候性を向上しつつ、もらい錆などと言った不具合からも保護することが可能となるのでオススメです。
原田鉄工では大型のブラスト設備を完備しております。
ステンレスにも使用可能な研磨材も常備しておりますので、錆が広範囲に渡り深く浸食した場合でも除去する事が可能です。
ブラスト加工後の表面はツヤが無い落ち着いた光沢になるので、反射防止や指紋・キズなど目立ちにくい仕上がりとなります。
ステンレスのブラスト加工、塗装どちらも多くの実績がありますのでお気軽にご相談ください。
【原田鉄工株式会社|広島で一貫して行えるブラスト・塗装工程】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/195780/
「ブラスト処理」の種類と特徴
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/196425/
◎ステンレス(ステンレス鋼 英語:Stainless steel)
Stainlessは『錆びない』『錆びにくい』という意味です。
鉄にクロムを含ませる事で、腐食に耐性を持っています。(あくまで耐性なので錆る事はある)
ステンレスにも様々な種類があり『フェライト系』『オーステナイト系』『マルテンサイト系』の3種が主となる。
◎不動態被膜(不働態被膜 英語:Passive film)
金属表面に出来た酸化被膜の事です。
金属の表面がこの被膜に覆われている為、内部の金属は腐食から守られます。
大気中の酸素と結合する為、キズがついたりしても再度生成されます。
全ての金属に不動態被膜が生成されるわけではなく、アルミニウム・クロム・チタン・亜鉛などやこれらを含む合金に限ります。
◎ブラスト(ショットブラスト/グリッドブラスト/サンドブラスト/1種ケレン 英語:Blast)
高圧で圧縮した空気を研削材と呼ばれる粒と一緒に噴射し、製品に衝突させることで表面のゴミ、汚れ、塗装などを除去します。
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原田鉄工 ブラスト設備
グリットブラスト・サンドブラスト どちらも自社製
幅7m×奥行10m×高さ3.5m
【グリットブラストとサンドブラストの違い】
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