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【ステンレスでも錆びる!?原因と錆を落とす方法】
ステンレスは錆びないと思っていませんか?
錆びにくいステンレスですが、実は条件によっては簡単に錆びてしまいます。
ステンレスが錆びてしまう原因と錆を落とす方法について紹介します!
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『ステンレスについて』
ステンレスは鉄(Fe)とクロム(Cr)を主成分とした合金です。
Stainless=錆びにくい・錆びないと言った意味です。
ステンレスが錆びにくい理由はクロムが空気中の酸素と結びつき「不動態被膜」で表面を覆っているからです。
内部の金属は不動態被膜によって酸素を遮断されているため、錆びにくい性質を持っています。
『ステンレスが錆びる原因』
1.塩分
塩分は不動態被膜を損傷、阻害します。
塩分の強いものとの接触、沿岸部と言った状況下ではステンレスは錆びてしまいます。
2.酸性
酸は不動態被膜を溶かしてしまいます。
酸性の薬品と接触している場合は内部の金属が空気に晒されるので、錆びが発生します。
3.もらい錆び
ステンレスに鉄成分が付着する事で錆びてしまう現象です。
錆びているステンレスや他の金属製品と長期間接触する状況では錆びる可能性があります。
4.汚れ・水分
汚れや水分は不動態被膜を損傷、阻害します。
キズついた部分から汚れや水分が不働態被膜と内部の金属の間に入り込むことで、錆びが発生します。
5.溶接・曲げ
溶接や曲げと言った部分には加工の際に生じた、残留応力が残っている場合があります。
残留応力を残したままの状態が続くと結晶構造に劣化が生じ、そこから錆びが発生します。
『ステンレスの錆びを除去する方法』
1.お酢や重曹でこすり洗い
軽度な錆びにはお酢又は重曹を水で溶き、スポンジでこすり洗いを行う事で錆びが落ちます。
メラニンスポンジを使用すると更に効果的です。
最後はしっかりと洗い流し、乾かすようにしましょう。
2.錆除去剤を使用する
ステンレス専用の錆除去剤も存在します。
軽~中度の錆びを溶解、軽減する事が可能です。
化学薬品となりますので、使用前に使用要領と処理方法をしっかりと確認しましょう。
3.研磨材を使用し研磨する
軽~中度の錆びはペーパー・不織布の研磨剤でこする事で除去、軽減できます。
広範囲の場合は電動ツールを使用する事で作業効率を向上できます。
あまり力を入れてこすると不動態被膜が傷付きますので、力を入れ過ぎないよう注意です。
4.ブラスト加工を行う
軽~重度の錆びまでブラスト加工なら除去する事が可能です。
ブラスト加工は研磨材を高速で衝突させ表面を削る加工法で、研磨材の材質も豊富にあるのでステンレスに対しても有効です。
【ブラストの仕組み ~エアーブラスト装置について~】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/199332/
『ステンレスの錆びを防ぐ方法』
ステンレスは確かに錆びにくい金属ではありますが、状況や環境によっては錆びてしまう事があります。
そのような環境下に晒される場合はステンレスを塗装する方法が有効です。
「塗装しにくい」「剥がれやすい」と思われているステンレスですが、きちんと下地処理を行い塗料を選定する事で塗装が可能です。
塗装を行う事で沿岸部などでも耐用できる、より高い防食性と耐候性を付与できます。
更に塗料で表面を覆っているので、もらい錆や傷がつく事も防いでくれます。
【ステンレスへの塗装は可能?不可能?その方法について】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/197530/
【もらい錆とは? ステンレスを錆びさせる原因と防止方法】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/223489/
『まとめ』
ステンレスは「不動態被膜」によって保護されているため、錆びにくい。
特定の状況下では錆びが発生しやすいので、使用状況に応じた素材の選定が必要となります。
錆が発生した場合は薬品による除去、研磨材でこする、ブラスト加工といったが有効です。
ただし研磨材でこする場合は表面に傷が付いてしまうと、そこから錆びやすくなってしまうのでそれほどお勧めできません。
また塗装を行う事で耐久性や耐候性を向上しつつ、もらい錆などと言った不具合からも保護することが可能となります。
原田鉄工では大型のブラスト設備を完備しております。
ステンレスにも使用可能な研磨材も常備しておりますので、いつでもステンレス製品のブラスト加工が可能です。
ブラスト加工を行う事で表面は「梨地加工」と呼ばれる微細な凹凸模様へと変化します。
ツヤが無い落ち着いた光沢になるので、反射防止や指紋・キズなど目立ちにくい仕上がりとなります。
またブラストによる「ショットピーニング効果」により残留応力を除去することもできます!
ステンレスのブラスト加工、塗装どちらも多くの実績がありますのでお気軽にご相談ください。
【原田鉄工株式会社|広島で一貫して行えるブラスト・塗装工程】
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◎ステンレス(ステンレス鋼 英語:Stainless steel)
Stainlessは『錆びない』『錆びにくい』という意味です。
鉄にクロムを含ませる事で、腐食に耐性を持っています。(あくまで耐性なので錆る事はある)
ステンレスにも様々な種類があり『フェライト系』『オーステナイト系』『マルテンサイト系』の3種が主となる。
◎不動態被膜(不働態被膜 英語:Passive film)
金属表面に出来た酸化被膜の事です。
金属の表面がこの被膜に覆われている為、内部の金属は腐食から守られます。
大気中の酸素と結合する為、キズがついたりしても再度生成されます。
全ての金属に不動態被膜が生成されるわけではなく、アルミニウム・クロム・チタン・亜鉛などやこれらを含む合金に限ります。
◎残留応力(英語:Residual stress)
物体に作用する外力や拘束が内にも関わらず物体内に生じている応力の事。
薄い金属板を折り曲げ、元の形に戻らず変形したままの場合は元の形の戻ろうとする応力が残った状態となります。
残留応力の除去方法は熱処理かブラストによるピーニングが一般的です。
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原田鉄工 ブラスト設備
グリットブラスト・サンドブラスト どちらも自社製
幅7m×奥行10m×高さ3.5m
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