生産設備
建築土木資材
道路
【古い塗装を剥がす方法】
塗装は表面を塗料の膜で覆う事で保護しています。
そんな塗装も時間の経過と共に雨風、紫外線などで少しずつ劣化してしまいます。
劣化すると塗装は変色したり、剥がれてきたりします。
塗り直しを行う時はこれらの古くなった塗装を剥がしておく事が「綺麗に仕上り」「長持ち」するコツです!
今回は塗り直しの際に重要となる古い塗装を剥がす方法について紹介します!
HP:https://harada-tekkou.co.jp/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCDJjC4qln1AfRkIp6_rHvig/featured
Facebook:https://fb.com/haradatekkou.hiroshima
Instagram:https://www.instagram.com/haradatekkou_hiroshima/
~~~目次~~~
・なぜ古い塗装を剥がすの?
・古い塗装を剥がす方法と注意点
・塗装が剥がしきれない場合は?
・まとめ
『なぜ古い塗装を剥がすの?』
塗装し完全硬化した塗料の事を「塗膜」と呼びます。
劣化した塗膜は付着力が低くなり、製品を保護する機能を失ってしまいます。
この状態の塗膜の事を「死膜」と呼びます。
死膜を剥がさないまま新しい塗料を塗り重ねても、死膜と一緒に新しい塗膜も剥がれる・ひび割れるなどの不具合が発生します。
逆に古い塗装を全て剥がし、清浄な表面へ再度塗装を行う事で仕上がりは美しく長持ちします。
『古い塗装を剥がす方法と注意点』
塗装を剥がす方法をいくつか紹介します。
1.剥離剤(剥がし剤)を使用する
剥離剤は塗装を剥がすために使用する薬品です。
塗膜に剥離剤を塗り浸透させる事で塗膜が軟化、溶かす事ができます。
使用する前には周辺に付着する事の無いようしっかりと養生を行います。
その後スクレーパーで大まかに塗膜を除去して後、サンドペーパー等で残った細かい部分を仕上げます。
まだ剥がせない塗膜が残る場合は再度、剥離剤を浸透させ同様の手順を繰り返します。
塗膜にキズを付けると浸透が早くなるのでお勧めです。
〈注意点〉
剥離剤にはいくつかの種類があり使用できない材質、剥がせない塗料の相性などを確認して使用しましょう。
プラスチック・ゴム・樹脂の製品は溶けてしまう可能性があります。
剥離剤は化学薬品で人体や環境にとって良いものではないので、使用する際は「換気」「保護具」「廃棄」に気を付けましょう。
2.工具を使用する
身近なものなら「サンドペーパー」「金ブラシ」といったものや「ディスクグラインダー」「エアハンマー」などの電動工具があります。
効率が悪く、大変ですが材質や塗料の種類を問わず剥離できるのが利点です。
大まかに電動工具で塗膜を削り取ったあと、サンドペーパーや金ブラシで仕上げを行います。
これらの工具は多くの種類、形状がありますので剥がしやすいものを選びましょう。
〈注意点〉
電動工具は怪我の恐れがありますので適切な保護具などを着用し、使用しましょう。
剥離させる周囲に傷を付けたくない箇所がある場合は養生を行いましょう。
3.ブラスト加工する
ブラストは研磨剤と呼ばれる細かい粒子をぶつける事で表面を削る加工方法です。
設備が必要となりますが、どんな塗膜や素材でも簡単に剥離する事が可能です。
まず加工が必要ない箇所は養生を行います。
塗膜が完全に剥離できるまで研磨剤を照射し、全ての塗膜を剥がします。
研磨剤には多くの種類がありますので、塗料の種類や材質にあったものを選びましょう。
【ブラストの仕組み ~エアーブラスト装置について~】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/199332/
「ブラスト処理」の種類と特徴
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/196425/
〈注意点〉
粉塵が発生するため防塵マスク等の保護具をきちんと着用しましょう。
材質や厚みによっては変形等の恐れもあるので、圧力や研磨剤の調整が必要となります。
『塗装が剥がしきれない場合は?』
剥がしきれない塗膜はしっかりと付着しており、製品を保護する機能を持っている「活膜」と呼ばれます。
もちろん全て塗膜は剥がして塗り直した方が良いのですが
「活膜」は「死膜」と比較し塗り直し後、直ちに影響がある事はないと考えられているので剥がしきれない場合は諦めるのも一つの手です。
この場合は活膜の上から塗り重ねる事となります。
塗料には塗り合わせの問題があり、適正でない塗料を塗り重ねた場合には「剥離」や「ちぢみ」と言った塗装不良が発生するので注意が必要です。
【代表的な塗装不良一覧 原因と対策】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/192232/
まずは残っている活膜と同じか活膜と相性のいい適正な塗料を選定しましょう。
サンドペーパー等で目荒しをしっかりと行った後、削りカス等のゴミを清掃します。
そして刷毛、ローラー、スプレー等で塗装を行います。
塗装後は活膜が残っていた部分が浮き出て表面が凸凹に見える場合はサンドペーパーで表面を滑らかにしたのち、中塗りや上塗りを行えば目立ちにくいです。
仕上りが気に入らない場合は再度同様の作業を繰り返す事で滑らかな塗膜に近づきます。
『まとめ』
古い劣化した塗装は剥がしてから塗装しなければ大して時間が経たないうちに同じような状態になってしまいます。
古い塗装を剥がしてから塗り直すと仕上りが綺麗で長持ちします。
塗装を剥がす方法は「剥離剤」「工具」「ブラスト」の3種類が一般的です。
剥がす塗料の種類、剥がす製品の材質、費やす時間と費用を考慮しどの方法が適しているか選択する必要があります。
【工具を使用した場合とブラスト加工で剥離を比較しています】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/186195/
原田鉄工では大型ブラスト設備を完備しており、塗装物の塗り直しを得意としております。
古くなった塗装物を「新品」に戻してみせんか?
【塗装品の修理・メンテナンスはお任せください!】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/184268/
【電動機の塗り替え、再塗装】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/195230/
◎旧塗膜(英語:Old paint film)
メンテナンス等で塗替えの際、使われる言葉。
そのままの意味でメンテナンスを行う以前に付着している塗膜。
◎塗装不良(塗装不具合 英語:Painting defect)
乾燥前、乾燥後の塗膜に何らかの不具合が生じ、塗料が本来持つべき性能が発揮されない。
塗料は樹脂、顔料、溶剤、添加物で複雑に構成された無機・有機化合物です。
気象条件や塗装条件が想定された条件とそぐわない場合、このような不良が発生する。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
原田鉄工 ブラスト設備
グリットブラスト・サンドブラスト どちらも自社製
幅7m×奥行10m×高さ3.5m
【グリットブラストとサンドブラストの違い】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/175611/
-------------------------------------------------------------------------------------------------
ブラスト・塗装の事ならお任せください。
ご相談、御見積りはこちらから
https://harada-tekkou.co.jp/contact/
原田鉄工株式会社 広島
TEL:082-232-2445
FAX:082-293-0286
担当:垰(タオ)
携帯:090-3742-9768
メール:bousei@harada-tekkou.co.jp
会社名 |
原田鉄工 株式会社 (はらだてっこう) |
エミダス会員番号 | 98405 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 広島県 広島市西区 |
電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | 082-293-0286 |
資本金 | 4,800 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 50人 | 担当者 | 垰 |
産業分類 | 重電関係 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
主要取引先 |
|
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて