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【ブラストの仕組み ~エアーブラスト装置について~】
圧縮空気の力を利用して加工を行うエアーブラスト。
そのブラスト装置の仕組みについて説明します!
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『エアーブラストとは?』
エアー式ブラストとも呼ばれコンプレッサーで圧縮した空気と一緒に研磨材を高速で噴射し、対象物の表面を加工する方法です。
作業者はタンクから伸びる太いホース先端に付けたノズルで加工箇所を狙い、少しづつ表面を加工していきます。
金属の表面を削るためにはかなりの高圧でエアーを噴射しなければならないので、エアーの噴射に耐えながら行う重労働となります。
研磨材は「グリット」「サンド」「ガラスビーズ」などが使用され、その研磨材によって「グリットブラスト」「サンドブラスト」「ガラスビーズブラスト」と呼称されます。
多くの研磨材の種類やサイズにも対応する事の出来るブラスト加工法です。
【ブラスト処理の種類と特徴】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/196425/
『エアーブラスト以外の加工法』
機械式ブラストと呼ばれモーターの力で高速回転させた羽根車(インペラ)から研磨材を投射し対象物の表面を加工する方法。
鋼や鋳鉄製の「球体」を研磨材に使用し、「ショットブラスト」と呼称されます。
一定方向からの投射となるので複雑な形状の加工は不向きですが、短時間で大量に加工する事が可能です。
『ブラスト加工後の表面』
ブラスト加工後は高速で衝突した研磨材が表面の異物、錆、油分を削り取った状態となります。
金属を製造する時にできる酸化被膜(「ミルスケール」や「黒皮」と呼ばれる)すらもブラストでは完全に除去する事が可能です。
また表面には梨地と呼ばれる細かい凹凸が形成されます。
【ブラスト前、ブラスト後の比較】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/192417/
『ブラスト加工の効果』
ブラスト加工で表面の酸化被膜や錆を除去したり、表面に凸凹をつくる最大の理由は「塗装の性能を最大限に発揮させ、金属を長持ちさせる」事にあります。
塗装を行う前には必ず「素地調整(ケレン作業)」という前処理を行わなければなりません。
この素地調整を行う事で表面に付着した酸化被膜や錆と言った異物を除去し、清浄な表面に塗料を付着させる事が出来るのです。
異物が付着している汚れた表面に塗装しても塗料は密着する事が出来ず、簡単に剥がれてしまいます。
多くの規格に分かれている素地調整の中で「最も効果的な加工法がブラスト加工」です!
ブラスト加工は表面の異物を完全に除去できるほか、細かい凹凸を作る事で塗料が入り込み固着する「アンカー効果」が発揮されます。
これにより塗装の性能が最大限発揮する事ができ、更に長持ちする事が可能になるのです。
「ブラスト・塗装」メリットとデメリットは?
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/195960/
また塗装を行わない場合だと
ブラスト加工によって作り出される「梨地」はマットな仕上がりで高級感を演出し、処理方法を工夫する事で模様や文字を入れる事も可能です。
意匠性やデザイン性向上のためにブラスト加工が必要とされる機会も増えています。
無数にできた表面の凹凸により放熱性や保油性を向上させるのも大きな効果と言えます。
『まとめ』
エアーブラスト加工はコンプレッサーで圧縮した空気に研磨材を混ぜて高速で噴射する加工法。
研削材の種類やサイズも多くあり、使用した研削材によって呼称が変わる。
デザイン性向上のためにブラスト加工後の梨地を活かす方法もあるが、多くは塗装前の素地調整として行われる。
最も優れた素地調整の方法で、加工後の表面に塗装する事で金属をより長持ちさせる事が可能となる。
◎研磨剤(研削材/研掃材/メディア)
ブラストで使用される加工対象物に直接ぶつけるための粒子です。
球体、多角形状などの形状や粒径、材質が多くの種類が存在するため、対象物の材質や処理効果に合わせて研磨剤を選定する。
◎ミルスケール(英語:Mil scale)
黒皮とも呼ばれ、鋼材を製造する際に出来る表面の酸化被膜です。
熱間圧延という製造方法では金属を高温に熱し形成するため、大気中の酸素と結合する事で黒皮になります。
塗装を施す場合でも黒皮は密着性が悪いので、除去することが一般的です。
◎素地調整(英語:Surface preparation)
素地をより塗装に適した状態にする処理の事です。
素地調整で素地のサビ・汚れ・劣化した塗膜など除去し、更に形成した凹凸によって塗料の付着性を大きく向上させます。
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