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【膜厚とは? ~膜厚の重要性について~】
原田鉄工株式会社
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塗装は塗料を表面に付着させ表面を覆う表面処理方法です。
塗料は時間経過と共に硬化、塗膜となり表面を保護してくれます。
塗膜の厚みの事を膜厚と呼びます。
塗膜の保護能力を左右する重要な膜厚について説明します!
【金属塗装の種類と選び方】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/196154/
塗料についての詳細ページはこちら!
【塗料の種類 ~樹脂の特徴について~】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/185093/
【塗料の種類~下塗り・中塗り・上塗りについて~】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/177942/
《塗膜の保護能力》
塗装を行った製品は5年、10年、15年と塗膜(硬化した塗料)によって守られます。
何年ぐらい錆びから防げるのかは素地調整のグレード※₁、使用する塗料の種類、そして膜厚によって大きく左右されます。
下記ページにてなぜ塗装が剥がれるのか、剥がれを防ぐブラストがもたらす効果について紹介しております。
【金属塗装が剥がれる原因】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/185104/
【ブラストの仕組み ~エアーブラスト装置について~】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/199332/
《膜厚とは?》
膜厚とは「塗料が完全硬化した塗膜の厚み」の事で、μ/µm(ミクロン/マイクロメートル)の単位で表されます。
1μm=0.001mmとものすごく細かい単位となります。
一般的な機械塗装の場合、原田鉄工では下記の膜厚になる事が多いです。
下塗りのみ 15µm~75µm
上塗りまで 300µm~500µm
塗料の種類や使用されている環境によって減少度合は変わってきますが
膜厚は毎年少しづつ消耗し、少なくなってしまいます。
なので塗装はたった10μm、100μmの膜厚で耐久年数が大きく変わってしまいます。
しかしながら、単純に膜厚は厚ければ良い!という訳ではありません。
全ての塗料1つ1つに保護能力が最大限に発揮される規定膜厚が定められているんです。
(各メーカーの塗料説明書を参照)
厚すぎず、薄すぎず適切な厚みの塗膜を形成する事がベストとなります!
『規定膜厚を大きく上回っている場合・・・』
厚すぎる膜厚は塗料が硬化不良を起こしたり、ひび割れや剥離などの原因となってしまいます。
せっかく塗装しても剥がれたり、硬化しなかったら意味がありません。
『規定膜厚を大きく下回っている場合・・・』
薄すぎる膜厚は当たり前ですが、塗料の保護性能を十分に発揮する事ができません。
本来の想定された耐久年数を大きく下回ってしまう可能性が高いです。
《膜厚の計測方法》
膜厚を計測する機械「膜厚計」を使用します。
乾燥した塗膜の膜厚を計測し、適切な膜厚であるかを検査します。
精密機械なので使用前は校正を行い、計測する事を徹底しましょう。
【塗料とは? ~膜厚計の紹介~】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/179652/
《膜厚の調整方法》
各塗装工程後、塗料が完全硬化したら膜厚計で塗装膜厚を計測します。
複雑な形状をした製品を均一な膜厚にする事は熟練の塗装工でも容易ではなく、必ず計測点によってバラつきが発生してしまいます。
この膜厚のバラつきを無くすために厚い箇所はサンドペーパー等で膜厚を減らし、薄い箇所はタッチアップ※₂等で膜厚を追加するといった作業が必要になります。
塗装→検査→膜厚調整→塗装‥‥
上記の様に各工程で検査と膜厚調整を行い、塗り重ねていきます。
YouTube動画は何度も上記の工程を繰り返しながら、完成した様子です!
ただ塗装するだけではなく、膜厚をしっかり管理して適切な膜厚値に収める事が非常に重要です!
原田鉄工では厳しい膜厚管理の中で多くの製品を塗装してきました。
塗装でお困りな事がありましたら、是非ご相談ください。
【重防食塗装特化の塗装工場】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/201360/
「エアレス塗装」vs「エアスプレー塗装」!特徴と違い
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/200283/
補足
※₁素地調整のグレード
素地調整の方法・除錆率で決まります。
一般的に1種ケレン、2種ケレン、3種ケレンなど呼ばれることが多いです。
国際規格ISOやアメリカ規格SSPCなどは更に細かく定められています。
【素地調整 ISO規格とSSPC規格一覧表】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/217155/
※₂タッチアップ(英語:Touch-up painting)
補修や修正の為に刷毛で塗装を行う事。
組立で付いてしまった傷を隠す、不足している膜厚を補う、吹付塗装などでは塗装できない複雑な箇所を塗装する為に行います。
膜厚の管理不足以外でも起こりうる塗装不良の発生原因と対策についてまとめました。
【代表的な塗装不良一覧 原因と対策】
https://www.nc-net.or.jp/company/98405/product/detail/192232/
原田鉄工株式会社 広島
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担当:垰(タオ)
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会社名 |
原田鉄工 株式会社 (はらだてっこう) |
エミダス会員番号 | 98405 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 広島県 広島市西区 |
電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | 082-293-0286 |
資本金 | 4,800 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 50人 | 担当者 | 垰 |
産業分類 | 重電関係 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
主要取引先 |
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