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今回は弊社の配合工程について、ご説明致します。
配合工程はカーボンブラシを製造するにあたって一番初めに行う工程になります。
カーボンブラシは粉体成型によって製造しますが、黒鉛単体で成型しても黒鉛粉同士が密着できず、バラバラになってしまいます。
そのため、黒鉛にバインダーを混ぜて固まりやすい状態に処理をする必要があります。
バインダーはハンバーグのつなぎの役割をしていると考えるとイメージしやすいかもしれません。
処理された黒鉛を弊社では「処理黒鉛」と呼んでおり、配合工程では、原材料とバインダーの計量から始まり、混練・乾燥・粉砕・篩別といった工程を行うことで処理黒鉛を製造しています。
カーボンブラシの性能は処理黒鉛の出来に大きく左右されます。
そのため、弊社では配合工程で工程特性の管理を徹底しており、それによって処理黒鉛の品質安定化を実現しています。
ノウハウになってしまうため管理項目はお伝えできませんが、配合工程の工程でそれぞれどのようなことをしているのかの概略をご説明します。
①計量
処理黒鉛の種類ごとに決められた原材料やバインダーを計量します。
カーボンブラシの特性に最も影響する工程なので、ポカヨケを導入し、計量間違いがないように徹底しています。
②混錬
計量した原材料とバインダーを混ぜ合わせます。
バインダーには主に樹脂を使用しております。
③乾燥
混練は湿式で行われる為に乾燥が必要になります。
乾燥が不十分な場合、カーボンブラシが使用中に割れる要因になります。
そのため、二日間かけて乾燥させます。
④粉砕
乾燥後の処理黒鉛を細かく粉砕します。
混錬した状態ではまだ粒度の粗い粉もあるため粉砕します。
⑤篩別
粉砕後の処理黒鉛粉を篩にかけ、粗い粉を除去します。
篩別を行うことで処理黒鉛の最適な粒度を維持することが出来ます。
管池工場の紹介でも説明したように配合工程は弊社のノウハウが詰まったカーボンブラシにとっての
心臓部と言える非常に重要な工程です。
弊社には配合工程で処理黒鉛の製造を長年培ってきた経験があります。
そのため、お客様のニーズに合わせた処理黒鉛の設計・製造を行うことが可能になっています。
目には見えないところで、私たちの生活を支えているカーボンブラシ。
今日はカーボンブラシの工程紹介①配合工程についてお届けしました!
ぜひ次回もお楽しみに!
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株式会社 富士カーボン製造所
https://www.fuji-carbon.co.jp/
〒446-0035 愛知県安城市錦町1-11
TEL :0566-77-0077(営業部)
カーボンブラシの製造に関するお問い合わせ、技術相談など、お気軽に!
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会社名 |
株式会社 富士カーボン製造所 (ふじかーぼんせいぞうしょ) |
エミダス会員番号 | 95640 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 安城市 |
電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
資本金 | 7,680 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 192人 | 担当者 | 浅井俊行 |
産業分類 | 産業用機械 / 家電 / 電子部品 |
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