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今回は様々なところで使われるカーボンブラシの個数の秘密について、
ご紹介します。
基本的にカーボンブラシは1つのモーターにつき、2個使われることがほとんどです。
回転部に摺動しながら電気を通し、
一つの電気回路となるため、2個必要となるのです。
ただし、大きな電力を要する場合には、4個使われることがあります。
ブラシ自体に許容電流密度
(カーボンブラシに対して許容し得る電流密度の限界値)があり、
ブラシ毎に目安としての許容電流密度が決められています。
これを超えた電流が流れ続けると、ブラシの温度が上昇して酸化したり、
整流悪化や異常摩耗を引き起こしてしまいます。
これらをブラシの電気的摩耗と言います。
逆に電流密度が低すぎ(低電流密度)ても上記のような
悪影響を引き起こすので注意が必要です。
目安として10A(アンペア)未満が低電流密度と言われています。
少し脱線してしまいましたが、ブラシを増やす理由としては、
一つのブラシに流れる電流を分散させ、
許容電流量を超えないようにすることです。
主にエンジンスターターやラジエーターファンで
使用されるモータに4個付いています。
例外として、2輪のエンジンスターターについては2個となります。
今では少なくなってきていますが、アイドリングストップ用のエンジンスターターには
カーボンブラシが6個使われていたそうです。
アイドリングストップはエンジンを作動する回数が極端に増えるので、
より負担を軽減するための措置となります。
目には見えないところで、私たちの生活を支えているカーボンブラシ。
今日は一つのモーターに使われるカーボンブラシの個数の秘密についてお届けしました!
ぜひ次回もお楽しみに!
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株式会社 富士カーボン製造所
https://www.fuji-carbon.co.jp/
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会社名 |
株式会社 富士カーボン製造所 (ふじかーぼんせいぞうしょ) |
エミダス会員番号 | 95640 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 安城市 |
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資本金 | 7,680 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 192人 | 担当者 | 浅井俊行 |
産業分類 | 産業用機械 / 家電 / 電子部品 |
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