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金属のイオン化傾向のコラムで、亜鉛、鉄、ニッケルの錆びやすさの順序についてお話しました。
亜鉛>鉄>ニッケル の順で錆びやすいため、亜鉛めっきは鉄よりも先に自ら錆びることで鉄を守る「犠牲防食」のめっきです。
実は、この亜鉛めっきよりも、より強力に鉄を錆から守るめっきがあります。
それは、「亜鉛ニッケル合金」めっき。
なぜ亜鉛とニッケルを合金にすると、亜鉛よりも錆びにくくなるのか?
その答えは、「電位差」にあります。
異なる2種類の金属が触れ合うとき、そこには電気の流れが生まれます。
これを「電位差」といいますが、流れる電気の量や方向は、金属によって異なります。
流れる電気の量が大きい場合は電位差が大きい、
流れる電気の量が少ない場合は電位差が小さい、といいます。
ポイントは、電位差が大きいほど錆が発生しやすく、電位差が小さいほど錆が発生しにくいということ。
鉄との電位差が小さく、錆びにくい金属としてカドミウムがありますが、カドミウムは毒性も高いため、使われる産業が限られています。
その次に鉄との電位差が小さいのが、亜鉛とニッケルを合金にした金属です。
鉄との電位差は、亜鉛単体よりも亜鉛ニッケルの方が小さくなります。
ここで重要なのは、ニッケルの比率。
ニッケルの比率が14%前後の時に、防錆性が最も高くなります。
当社のデータでは、亜鉛ニッケルめっきの錆びにくさは、亜鉛めっきの約10倍。
持続可能な社会の実現のために、製造業も部品の長寿命化や環境負荷の低減が求められています。当社も「つくる責任」を果たすため、亜鉛ニッケルめっきをご提案しています。
詳しいパワーポイント資料は、当社ホームページよりダウンロード可能です。ぜひ一度ご覧ください。
会社名 |
新和メッキ工業 株式会社 (しんわめっきこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 94965 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 新潟県 上越市 |
電話番号 | 025-524-5426 | FAX番号 | 025-524-5498 |
資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 24,000 万円 |
社員数 | 20人 | 担当者 | 瀧見 直晃 |
産業分類 | 重電関係 / 産業用機械 / 電子部品 | ||
主要取引先 |
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