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ベトナム・ホーチミンで働く日本人~VIETNAM NAGASHIMA CO.,LTD 永嶋茂さん~
貴社の事業内容について教えてください。
まず会社として大きく2つに分かれています。一つがVIETNAM-NAGASHIMA CO.,LTD.という会社で、プラスチックの成形を主な事業分野とし自動車に実際に使われる部品やパーツの製造をしています。また、そのほかにも事務用品の成形や塗装、印刷など二次加工も請け負っています。また、二つ目がNEO NAGASHIMA DEVELOPMENT CO.,LTDという商社で、すべての衝撃から守るボディースーツの開発を一つの目標に、普通の企業では実現不可能で、クリエイティブかつ独創性に富んだ商品の開発をしております。私がいつも働いているときに大切にしている「日本とベトナムの架け橋になるような仕事」の実現のため、MADE BY JAPAN のクオリティを比較的お求めやすい価格でベトナムの消費者の手に取ってもらえるよう日々努力しております。また、2018年の10月から、ベトナムでの「もえしょく」事業を請け負い、代表として展開を始めています。
日本の品質と信頼をベトナム、そして世界へ
商社としての詳しい事業内容をお聞かせください
私は今後事業の展開をベトナム一極集中に移行することを考えており、そこでビジネスを展開するにあたって製造業のみにフォーカスしようとは思っていません。また、先ほど述べたようにもともと学生時代にメディア関係の仕事に就きたいと考えており、祖父の会社に就職したことによりその分野から少し遠ざかってしまっていました。せっかくベトナムという異国の地ですし、新しく何かできることはないかと考え、模索した結果辿り着いたのが商社でした。単に商社といっても貿易をするだけではなく、製品開発やメディアをはじめとした広告業を織り交ぜ、日本とベトナムをつなぐ役割を果たすことができる商社です。そのような考えもあって、2018年7月にベトナムローカル法人として商社を立ち上げました。
早くから海外の風を感じる
ベトナムへ進出された理由は何ですか?
ベトナムの進出の決め手となったのは人です。ベトナムは過去にベトナム戦争という辛い過去があります。南北で分かれて戦ったこの戦争により国民の団結力が培われたのか、ほかの東南アジア諸国よりもそれが強いように感じられます。また、ベトナム人はある意味で正直です。個人的に、ベトナム人の仕事に対する考え方は、私が6年間滞在した中国の人たちとは異なると思っております。しかし、国民が前のめりのような姿勢、好奇心旺盛なところをよく垣間見ることができ、興味のあることには一生懸命になって取り組んでくれていると思います。また、こちらがしっかりとした指導や接し方をすると、それにしっかりとついてきてくれることが多いです。そのため日々「どうしたら働いてくれるか、興味をもってくれるか」を考えています。
永嶋さんが仕事をしていて嬉しいと思える瞬間はありますか
一番うれしいと思える瞬間は顧客が自社で製造した製品を手に取ってもらえた時です。また、開発した商品が「これ私の欲しかったやつだ」と言ってもらえた時も嬉しいですね。先ほども申し上げたように私どもの会社はプラスチックの成形技術を活用し、自動車部品の製造も行っています。私がモーターショーを訪れた際、その部品が新型の展示車に使われていたこともありました。自分で製造した製品はまるで私の子供のように感じられ、とても愛着がありますね。
最終更新日:2021-10-07
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