【自動生産】ロボットアームのワーク供給による生産の自動化に取り組んでおります。

自動ドアの一部に使用される部品です。
アルミの押出形材を追加工しております。

材質：A5052

サイズ：16*23*261

ロット数：300個～600個(年1回～2回)

作業内容
・マシニングセンタ型5軸加工機にて3面ミル切削(ワンクランプ)
・マシニングセンタにて底面方向の切削

加工内容はそれほど難しいものではありませんが
幅3.4*長さ147*深さ23の溝切削があり、加工時間がそこそこ長めです。
(他の工程もすべて含めて約20分ほど)

一台のマシニングセンタで600個生産しようとした場合
20分×600個＝200時間(12,000分)
一日8時間稼働した場合
約1ヶ月(25日)かかってしまいます。

日中は他の仕事でマシニングセンタが空かないため
今までは1名が夜間や休日に3台のマシニングセンタを使用して作業しておりました。
夜間交代時や休日前の度に段取り替えが必要になります。
材質もアルミの為、機内の清掃が必要でとても無駄な作業です。

この無駄な時間をなくそうと新しく導入した
ヤマザキマザックのVARIAXIS C-600 は、自動ロボットシステムを搭載しており
ロボットアームがワークの取り付け、取り外しを自動で行います。
5軸加工機なので4工程あった作業が2工程になり、時間短縮も可能になりました。

1パレットで24個生産でき、稼働時間が約8時間なので
朝と夕方にパレット替えを行えば、一日48個生産してくれます。
人が関わるのはパレット替えの作業のみです。
かなりのコストカットに繋がりました。

ロボットを使用できる仕事はまだまだ少ないですが
自動生産に積極的に取り組んでおりますので
何かお手伝いできそうなことがあれば、是非ご連絡ください。

有限会社 前川機械工作所
〒007-0880
北海道札幌市東区丘珠町６４１番地１号
TEL　011-787-2960
FAX　011-787-2991
HP　http://www.maekawa-kikai.co.jp/
担当者：野呂