共和産業では、断熱金型材料の焼結ジルコニアに対して、精密な切削加工を可能にする無電解ニッケル被膜 「ハイノップ」 をコーティングすることが可能です。

近年、樹脂成型品には複雑且つ微細な形状が求められていますが、射出成型時に金型深部まで溶融樹脂を到達させる前に冷却による樹脂の固化が始まってしまい、正確に転写できない課題が知られています。

そこで、対策のひとつとして、断熱性に優れた焼結ジルコニアが金型材料に採用されています。
セラミックスの一種であるジルコニアへのメッキは、通常、その密着性を確保することが難しいと言われていますが、弊社では100μm以上の厚付けメッキを施すためのノウハウを持っています。

また、弊社の無電解ニッケルメッキ 「ハイノップ」は、高リンタイプの非結晶構造（アモルファス）を有する被膜であり、均一な膜厚、且つ耐摩耗性に優れていますので、精密な金型加工を実現できるものとして、多くのお客様からにも高いご評価を頂いております。


メッキ ：　高リンタイプ 無電解ニッケルメッキ
膜厚 ：　数μm～2200μm※
対応材質：　焼結ジルコニア、溶射ジルコニア※
　 STAVAX、NAK材、HPM材、SUS材、銅および銅合金など
形状 ：　板形状や円柱形状はもちろん、歪な複雑な形状も実績あり（詳細はご相談下さい）
サイズ ：　最小 0.5mm～最大1.5mレベルの実績あり（詳細はご相談下さい）
：　熱処理なしの場合　Hv 540
　200℃ 3時間の熱処理実施の場合　Hv 560
再利用 ： 繰り返し使用した金型のハイノップを剥離し、再度、メッキすることは可能※

※メッキ加工が困難な場合もあります


上記の材質の他、アルミニウムおよびアルミニウム合金、セラミックス、ガラス、CFRPなどに対する無電解ニッケルメッキ加工も承っております。
材質の表面状態や組成によっては、メッキ加工が困難な場合もありますが、詳細についてはご相談下さい。

また、これまでに実績のない材質も、試作検討させて頂きます。
少量ロットからの試作も歓迎致しますので、気軽にお問合せ下さい。

共和産業　株式会社
兵庫県神戸市中央区港島南町5-3-5
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