特長・事例集の資料ダウンロードはこちら👇
https://www.nc-net.or.jp/up/library/93458/95827/0970b038f37b4d338b8300471f2dc702.pdf

長年培った鋳造技術で、鋼材からの代替や複雑形状への対応を模索する現場では
軽量化や加工性の向上に日々頭を悩ませている。そんな中、革新的な技術「H-FCD®」が
開発され、鋳造業界に新たな選択肢が登場した。熱処理なしで高強度を実現するこの技術が、従来の工程を根本から変えようとしている。

◇H-FCD®とは？
FCD800アズキャストは、希少金属を使わずに高強度鋳鉄（FCD800・FCD900）を鋳放しで製造する技術。これにより、熱処理が不要となり、工程の簡素化や納期の短縮、加工性向上が可能になる。FCD800にQT処理を加えることでFCD1200の製造にも対応できる。

◇製品詳細
引張強度：900MPa
耐力：570MPa
伸び：5.5％
硬さ：HB300
常温衝撃値：5J/㎠
ヤング率：160GPa
ポアソン比：0.38

◇特長
熱処理レスで短納期化
軽量化（鋼材比で約8％減）
加工性向上による工数削減
小ロット生産も対応可能
希少金属不要の安定供給

◇使用例
自動車や鉄道車両の部品
建築・産業機械の構成部品
SCM材や鍛造品の代替用途
複雑形状を要する製品群

◇加工方法
自社の高周波誘導炉（富士電機製）を使用し、大量生産が可能。
3Dスキャナーや鋳造解析ソフトを活用し、形状設計から試作・量産まで一貫対応。
立型マシニングセンタやバリ取り機での加工設備も整備され、細部まで精密な
仕上げを実現。

◇取組み
VE・VA提案を通じて材質の見直しや工程の簡素化を推進。熱処理レス鋳鉄を活かした短納期化やコストダウン提案にも注力している。最新設備と技術の融合により、設計段階からの相談にも応じている。

◇まとめ
高強度・高精度を求める現場にとって、「H-FCD®」＝FCD800・FCD900アズキャストはまさに突破口となる選択肢。熱処理レスと軽量化で工程とコストの両面を改善し、ものづくりの課題解決に貢献する。

【まずは下記までご連絡下さい】
日本継手株式会社　東京営業部　鈴木
TEL．03－５８２３－１６５１
アドレス　m.suzuki@nippon-pf.co.jp
ぜひ、お気軽にお問い合わせ下さい！