株式会社ミナミダでは、冷間鍛造で製造されたワークに、接合に不可欠なネジやセレーションを成形する転造・タップ技術を駆使しています。転造では、2つの平ダイスまたは丸ダイスを使用してワークの外径にネジやセレーションを成形します。一方、タップ加工では専用工具を使用してワークの内径にネジを成形し、部品同士の締結や勘合に必要な精密な加工を実現しています。これらの技術により、製品の組み立て性と信頼性が大幅に向上します。

特長
ミナミダの転造・タップ技術の最大の特長は、冷間鍛造によって製造されたワークの強度を損なうことなく、高精度なネジやセレーションを成形できる点にあります。特に、転造加工によるネジ成形は、材料の切削に比べて材料の流れを生かした加工が可能であり、強度や耐久性に優れたネジを形成できます。また、タップ加工によって内径に精密なネジを成形することで、さまざまな締結要件に応じた製品の製造が可能になります。

仕様
転造加工は、ワークの外周に直接ダイスを押し当てて圧力を加え、所望のネジ形状やセレーションを成形する方法です。一方、タップ加工は、専用のタップ工具をワークの内径にねじ込みながら回転させることで、内部に精密なネジを成形します。これらの加工により、自動車部品、電子機器、産業機械など、幅広い分野で使用される精密接合部品の製造が行われています。

株式会社ミナミダの転造・タップ技術は、製造業における接合部品の品質向上と生産効率の向上に大きく貢献しています。これらの先進的加工技術により、製品の信頼性と性能を高めることができ、製造業の競争力強化に寄与します。精密なネジ成形が求められるすべての産業分野で、ミナミダの技術はその価値を発揮しています。