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成形収縮率とは? ~豆知識~
射出成形に使用される熱可塑性樹脂は、金型の中に加温されて液状になった状態でキャビティ内へ注入されて、金型の表面に接触することで熱量を奪われて冷却され、固化します。
このときに、液体のときの体積は、固化する際に体積収縮を起こして縮みます。この現象を「成形収縮」と呼んでいます。英語ではshrinkageと言います。
金型との関係(例)
この収縮率を考慮し、金型は成形されるプラスチック製品よりも一回り大きく設計されます。
例えば、収縮率0.5%のプラスチック製品を100mmで作る場合、金型は100.5mmの大きさにする必要があります
■ 収縮率に影響する要因
収縮率はいくつかの要因によって変化するため、金型設計時には考慮が必要です。
1.キャビティ表面温度(金型温度)
2.成形品の肉厚
3.成形条件(保圧・冷却時間)
4.ゲート形状
5.ゲートサイズ
6.樹脂温度
7.フィラーの種類
8.樹脂の流動方向
9.エアベントの排気効率 など
実際の金型設計では、これらの要素を総合的に検討して、成形収縮率を意思決定して、所定の技術計算式でキャビティの製作寸法を導き出します。
弊社では経験豊富なスタッフが金型成立性の検討をしたうえで、お客様とすり合わせを行います。
技術相談や材料選定にお困りの際は、日進工業株式会社へ是非ご相談ください。
【企業情報】
日進工業株式会社
〒447-0844 愛知県碧南市港本町4番地39
TEL:0566-42-1111
FAX:0566-42-1117
HP:https://www.enissin.com/
| 会社名 |
日進工業 株式会社 (にっしんこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 92058 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 碧南市 |
| 電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 9,900 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 300人 | 担当者 | 長田 和徳 |
| 産業分類 | 輸送機器 | ||
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