自動車(量産)
2色成形とは、異なる樹脂や材料、具体的にはプラスチックやエラストマーを組み合わせて一体化させる成形工法です。硬質と軟質、透明と不透明など異なる特性を組み合わせることができます。
1つの工程やサイクルで2つの樹脂や異材を組み合わせることからダブルモールド(doublemolding)とも呼ばれます。
近年はデザイン性や機能性の両立が求められる中で、二色成形の需要が急速に拡大しています。この記事では、その仕組みから最新動向までをわかりやすく解説します。
【二色成形とは:一体化がもたらす高精度成形】
二色成形(ダブルモールド、2ショット成形とも呼ばれる)は、2種類の樹脂を一つの金型内で連続的に成形し、一体化させる技術です。最初に第1樹脂で基材を成形し、次に金型を回転または移動させて第2樹脂を射出します。この2段階を1サイクルで行うため、寸法精度が高く、工程短縮にもつながります。さらに、素材同士の化学的・機械的結合によって強固な密着が得られるため、後加工なしで完成度の高い部品を製造できます。
【多彩な応用とメリット:デザイン性と機能性の融合】
自動車内装のスイッチ、ドアグリップ、家電の操作パネル、医療機器のグリップ部分など、二色成形の応用範囲は幅広いです。硬質樹脂とエラストマーを組み合わせれば、握りやすさや防滑性を向上できます。また、透明樹脂と着色樹脂を組み合わせることで、光透過デザインや表示部の一体化も可能です。さらに、部品点数の削減による組立工程の短縮や、溶着・接着の不要化によるコストダウンなど、生産効率面でも大きなメリットがあります。
【技術の進化:次世代の二色成形がもたらす可能性】
最近では、リキッドシリコーンラバー(LSR)と熱可塑性樹脂を組み合わせた「樹脂+シリコーン二色成形」も普及しつつあります。これにより、防水性や耐久性を備えた医療用部品や電子デバイスが実現可能となっています。さらに、360度全周を包み込むように射出する「包囲型二色成形」技術も登場し、デザインの自由度が格段に向上しました。AIによる成形条件最適化や流動解析技術の進歩も進み、より高精度な複合成形が実現しています。
【まとめ】
二色成形は、従来の単一素材成形では実現できなかった高機能・高デザイン部品を、効率的に生産する革新的な技術です。異なる素材の特性を活かしながら、軽量化・コスト削減・意匠性の向上を同時に実現できる点が大きな魅力です。今後、EV化やスマートデバイス化の流れに合わせて、二色成形の活用領域はますます広がっていくでしょう。新しい製品開発のカギを握る次世代成形技術として、その可能性は無限に広がっています。
◆日進工業の取り組み
日進工業株式会社は、長年にわたり培った精密樹脂成形技術をもとに、二色成形分野でも高い評価を得ています。同社は、自動車用樹脂部品の開発で蓄積したノウハウを活かし、硬質樹脂とエラストマーを高精度に一体化させる複合成形を実現。0.01mm単位の寸法精度管理と、CAE解析による流動・変形予測を駆使することで、複雑形状でも高品質な成形を可能にしています。また、金属代替を推進する軽量化技術や、PPS・PEEKといったスーパーエンジニアリングプラスチックの活用により、耐熱性・耐摩耗性・絶縁性を兼ね備えた高機能部品を生産。これにより、自動車の電動化や環境負荷低減といった次世代ニーズにも応えています。さらに、国内外5拠点の生産ネットワークを活用し、グローバルに安定供給体制を構築。品質マネジメントシステム(ISO9001・IATF16949)に基づく徹底した品質保証で、世界中のメーカーから信頼を獲得しています。二色成形を核とした日進工業の技術は、軽量・高性能・持続可能なものづくりを支える基盤となっています。
【企業情報】
日進工業株式会社
〒447-0844 愛知県碧南市港本町4番地39
TEL:0566-42-1111
FAX:0566-42-1117
HP:https://www.enissin.com/
| 会社名 |
日進工業 株式会社 (にっしんこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 92058 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 碧南市 |
| 電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 9,900 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 300人 | 担当者 | 内山 誠 |
| 産業分類 | 輸送機器 | ||
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