溶接方法は大きく分けて３種類あります。
【融接】【圧接】【ろう接】

今回は石垣商店の強みである銅+銅の溶接についてのご紹介です。

●融接（ゆうせつ）…溶接する部分を溶かし溶接する方法
→アーク溶接（高電流+ガスで材料を溶かし溶接する方法）
　代表例　①MAG溶接…CO₂ガス100％
　　　　　　　　　　　　またはアルゴンガス80％+CO₂ 20％
　　　　　②MIG溶接…アルゴンガス100％
　　　　　③TIG溶接…アルゴンガス100％

＜各アルファベットの意味＞
M…METAL（金属）
Ａ…Active（活性ガス）
Ｉ…Inert（不活性ガス）
Ｔ…Tungsten（電極）

石垣商店の銅+銅の溶接は、TIG溶接の直流で電気を流し溶接しています。
溶接する母材に予熱をし、電気で溶接しますが、電気と熱は銅の材料四方八方に分散し放出していくので温度管理・スピードが非常に難しいです。
そのため、溶接中の電流調整、アフターフローと呼ばれるガスの調整など季節、気温、銅のロットによって毎回違うので熟練の技術・コツが重要となります。

●補足
銅+アルミの異素材のTIG溶接はできません。
理由①銅の融点1085℃　アルミの融点660℃であること
理由②銅は直流・アルミは交流と溶接条件が大きく異なる。

今回は3種類ある溶接のうちの1種類、「融接」についてのご紹介をしました。
下記の記事では「ろう接」やTIG溶接機についてご紹介しておりますので合わせてご覧ください。

75年の強み　溶接方法の1つ「ろう接」
https://www.nc-net.or.jp/company/91883/product/detail/182602/
溶接機メーカー様も初めて見た！TIG溶接機
https://www.nc-net.or.jp/company/91883/product/detail/182253/


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