自動車(試作)
自動車(量産)
ロボット
試作部品の切削加工では、完成した図面をそのまま加工へ回せるとは限りません。試作には形状を確認するだけでなく、要求精度を満たせるか、想定した機能を検証できるかを確かめる役割があります。将来の量産を予定している部品なら、その後の生産方法も考慮した図面確認が重要です。
複雑な形状や厳しい公差がある部品は、加工する方向やワークの固定方法によって工程が変わります。試作では成立した加工方法でも、数量が増えると段取りや生産性が課題になることがあります。図面の段階で要求精度、加工工程、治具、検査方法を整理しておくと、試作から量産への移行も検討しやすくなります。
セイワでは、図面を読み取り、加工工程や必要な治工具を検討したうえで試作部品を製作しています。1個の試作から少量多品種、量産部品まで対応しており、試作品を作るだけでなく、その先の生産も含めた相談が可能です。
【技術・製品概要】
試作部品の切削加工で確認したいのは、図面に記載された寸法や形状だけではありません。要求精度をどの工程で作り込むか、ワークをどのように固定するか、完成後にどのような方法で測定するかまで考える必要があります。
セイワでは、蓄積した加工ノウハウをもとに図面を読み取り、加工工程と必要な治工具を検討しています。ブロック材だけでなく鋳造品の加工にも対応しており、鋳造品では素材の取代やクランプ座なども確認します。試作部品を担当する試作課と、量産部品を担当する流動課があるため、試作から量産までを見据えた検討につなげられます。
【特長・技術ポイント】
〈図面から要求精度と加工の難しさを読み取る〉
試作図面では、寸法や形状とともに公差の確認が欠かせません。要求される精度によって加工方法や工程が変わり、加工の難しさにも影響するためです。
図面通りに製作することだけを目的とせず、どの工程で要求を満たすかを考えることが試作加工では重要になります。セイワでは図面要求を確認し、加工上の課題があれば工程や治具も含めて検討しています。
〈形状に合った加工方法を検討する〉
試作部品の形状によって、適した設備や加工工程は異なります。複数方向から工具を当てる必要がある部品や複雑形状では、加工方向の選び方も重要な検討項目です。
セイワでは、5軸制御立型マシニングセンタのほか、横型・立型マシニングセンタ、NC旋盤などを保有しています。特定の加工方法を前提にするのではなく、図面と加工内容を確認しながら工程を組み立てます。
〈治具とクランプ方法を図面段階から考える〉
切削加工では、ワークを確実に固定できなければ安定した加工が難しくなります。曲面が多い部品や掴み代の少ない形状は、一般的な固定方法をそのまま使えない場合があります。
こうした形状では、加工工程と一緒に治具を考えることがポイントです。セイワは製造に必要な治工具を検討し、社内での製作にも対応しています。完成形状だけを見るのではなく、「加工するときにどこを固定するか」という視点からも図面を確認します。
〈量産時にも成立する工程かを確認する〉
試作品を1個作る方法と、同じ部品を継続して生産する方法では、重視する条件が変わります。試作では問題にならなかった段取りや工程数が、量産時の生産性やコストに影響することも考えられます。
量産予定がある部品は、試作段階から将来の数量を共有しておくことが大切です。セイワでは1個の試作から少量多品種、量産まで対応しているため、試作で得た加工上の情報をその後の工程検討にも活用できます。
〈加工と測定をセットで考える〉
試作品は完成すれば終わりではなく、図面で求められた寸法や形状を満たしているか確認する必要があります。精密部品では「加工できるか」と同時に「どのように測るか」を考えておくことも重要です。
セイワでは、三次元測定機、輪郭形状測定機、表面粗さ測定機などを保有しています。工程内で寸法や形状を確認し、完成品についても品質チェックを実施しています。必要に応じた測定データの提出にも対応可能です。
【活用例】
〈固定が難しい複雑形状の試作〉
曲面が多い試作部品では、図面上の形状を加工できるかだけでなく、加工中の固定方法が問題になることがあります。セイワでは、曲面が多くクランプ代を設けにくい砂型鋳造品のロボットアーム部品に対し、専用の内製治具を用いて加工した実績があります。
このような部品では、「どこを削るか」と同じくらい「どこを掴むか」が重要です。図面段階から固定方法と加工順序を検討することで、複雑な試作品についても加工方法を探ることができます。
〈量産を予定している試作〉
試作後に量産を予定している部品では、要求精度と加工工程のバランスを早い段階で確認することが大切です。試作時の加工方法をそのまま量産へ展開するのではなく、数量の変化を踏まえて工程を検討します。
試作の時点で量産予定を共有しておけば、その後の生産まで視野に入れた検討がしやすくなります。試作品の完成をゴールにせず、次の生産段階へつなげるための試作という考え方です。
【判断軸・導入メリット】
〈試作図面と一緒に整理したい情報〉
試作部品の相談では、図面だけでなく「何を確認するための試作なのか」という情報も重要です。量産予定がある場合は、将来の生産条件も共有することで、加工工程を検討する材料が増えます。
・試作部品の用途
・2D図面、3Dデータ
・材質、素材の状態
・要求寸法、公差
・試作数量
・量産予定の有無
・想定している量産数量
・表面処理など追加工程の有無
・必要な検査、測定データの有無
すべての加工条件を図面作成時に決めておく必要はありません。加工方法、治具、固定方法、量産時の工程など判断しにくい部分があれば、図面の段階から確認する方法もあります。試作の目的と将来の生産条件を共有することが、適した工程を考える第一歩になります。
【まとめ】
試作部品の図面では、寸法や形状だけでなく、要求精度、加工方向、治具・クランプ方法、測定方法まで確認することが重要です。量産を予定している部品なら、試作時の加工方法がその後の生産にもつながるかという視点も欠かせません。
セイワでは、図面確認から工程検討、治工具の製作、精密切削加工、測定まで対応しています。1個の試作品から少量多品種、量産部品まで扱っているため、「この図面で加工できるか」「量産を考えると工程を見直した方がよいか」といった段階から相談できます。用途、材質、要求精度、数量、追加工程など、分かる範囲の情報をもとに加工方法を検討できます。
【お問い合わせ先】
株式会社セイワ
〒445-0887 愛知県西尾市長縄町井ノ元10-1
TEL:0563-56-2647
FAX:0563-57-4473
URL:https://www.seiwa-1.co.jp/
| 会社名 |
株式会社 セイワ (せいわ) |
エミダス会員番号 | 91843 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 西尾市 |
| 電話番号 | 0563-56-2647 | FAX番号 | 0563-57-4473 |
| 資本金 | 2,500 万円 | 年間売上高 | 93,500 万円 |
| 社員数 | 69人 | 担当者 | 大西 一輝 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 輸送機器 / 医療機器 | ||
| 主要取引先 |
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