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量産部品の加工では、「急な増産依頼に対応できない」「外注先の生産能力が追いつかず納期が遅れる」といった課題が発生しやすくなります。特に産業用ロボット部品のように需要変動が大きい分野では、従来の生産体制では柔軟な対応が難しいケースもあります。
また、増産対応では単純に稼働時間を増やすだけでは限界があり、「段取り替えが多く効率が上がらない」「工程ごとに負荷が集中する」といった問題が顕在化します。その結果、生産能力を引き上げても納期遅延のリスクが残ることになります。
こうした課題に対しては、「段取り時間そのものを削減し、生産を止めない仕組みをつくる」という考え方が重要になります。この記事では、ゼロ段取り加工によってロボット部品の月産倍増に対応した事例をもとに、増産対応を実現するためのポイントを整理します。
【技術・製品概要】
対象は産業用ロボットのアーム部品で、月産80台から160台への増産要求に対応した案件です。従来の工程では段取り替えがボトルネックとなり、生産能力の拡張が難しい状況でした。
株式会社セイワでは、ゼロ段取り加工と専用機化を組み合わせた工程設計を採用しています。段取り作業を極力排除し、連続加工を前提とした生産体制を構築することで、生産能力の向上を図っています。本事例では納期遅延を発生させることなく、月産倍増を実現しています。
【特長・技術ポイント】
〈1. 段取り時間を排除するゼロ段取り加工〉
従来の加工では段取り替えが頻繁に発生し、生産効率を下げる要因となります。ゼロ段取り加工では治具や加工条件を固定化し、段取り替えを最小限に抑えることで連続稼働を実現しています。これにより、生産の停止時間を削減しています。
〈2. 専用機化による生産能力の安定化〉
汎用設備は柔軟性がある一方で、生産性に限界があります。本事例では加工内容に合わせた専用機化を行い、工程のばらつきを抑えながら安定した生産を実現しています。
〈3. フレキシブルな増産対応力〉
需要の変動に対応するためには、単なる設備増強ではなく工程の柔軟性が重要になります。ゼロ段取りと専用機化を組み合わせることで、増産時にも無理のない生産体制を構築しています。
〈4. 納期遅延を防ぐ工程全体設計〉
増産対応では数量だけでなく納期維持が重要になります。本事例では工程全体の負荷を分散し、ボトルネックを解消することで納期遅延を防いでいます。
【活用例】
〈ロボットアーム部品の増産対応〉
急な増産要求に対しても、工程見直しにより納期を維持したまま対応が可能になります。
〈需要変動のある量産部品〉
生産量の変動に対して柔軟に対応できる体制構築に有効です。
〈生産効率の改善検討〉
段取り時間の削減により、生産性向上と安定供給の両立が図れます。
【判断軸・導入メリット】
増産対応を前提とした加工先を検討する際には、次の情報整理が重要です。
・用途(産業用ロボット部品など)
・現行生産量と目標生産量
・増産時期と期間
・加工工程(段取り回数、設備構成)
・納期条件
・品質要求
・追加投資の有無
これらを整理することで、単なる増産ではなく、安定供給を前提とした工程設計が可能かを判断しやすくなります。特に突発的な増産では、事前の工程設計が重要になります。
【まとめ】
切削加工における増産対応では、設備や人員の追加だけでなく、段取り時間の削減が重要なポイントになります。ゼロ段取り加工と専用機化を組み合わせることで、生産能力を大きく引き上げることが可能になります。
また、工程全体を最適化することで、納期を維持したまま増産に対応できます。用途や生産数量、納期、工程条件を整理したうえで相談することで、現実的な増産対応の方法を検討することができます。
【お問い合わせ先】
株式会社セイワ
〒445-0887 愛知県西尾市長縄町井ノ元10-1
TEL:0563-56-2647
FAX:0563-57-4473
URL:https://www.seiwa-1.co.jp/
| 会社名 |
株式会社 セイワ (せいわ) |
エミダス会員番号 | 91843 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 西尾市 |
| 電話番号 | 0563-56-2647 | FAX番号 | 0563-57-4473 |
| 資本金 | 2,500 万円 | 年間売上高 | 93,500 万円 |
| 社員数 | 69人 | 担当者 | 大西 一輝 |
| 産業分類 | 産業用機械 / 輸送機器 / 医療機器 | ||
| 主要取引先 |
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