前回に引き続き超硬の種類をご紹介します。

[非磁性合金]
一般的な超硬合金には若干の磁性(磁力によって引き寄せられる性質)がありますが、非磁性合金ではその名の通り磁性を持たないため、使用環境に磁力が働いており、超硬合金が磁力に反応することで不具合が生じてしまう場合に利用できます。

【耐熱合金】
元来、超硬合金の硬さの秘訣である炭化タングステンは融点が2900℃と非常に高く、また結合剤に用いられているコバルトでさえも融点は1500℃程度あるため耐熱性に優れております。
耐熱合金はそれよりもさらに耐熱性を向上させており非常に高温の熱間鍛造等にも使用できます。

【超高硬度合金】
一般的な超硬合金の最大硬度がHRA93°程度であるのに対し、超高硬度合金は炭化タングステンよりも硬い材料を分散させることにより最大でHRA95°とさらに高い硬度になります。一般的な超硬合金よりも硬度が必要な場面で利用できます。

以上が超硬合金の種類の説明になります。

超硬合金はレアメタルを使用しているため高価な素材になります。
弊社ではロー付けや焼き嵌めなどで超硬の使用を最小限にするご提案をいたします。

また入念なヒアリングからお客様のニーズを見出し、最適な材質を選定した上で製品の製造・販売を行っております。
超硬合金の加工でお困りでしたらぜひご一報ください。
その他情報も弊社ホームページに掲載しております。

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