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---------- 超硬合金の加工方法について②----------
超硬合金は非常に硬い性質を有する金属です。そのため、加工方法が非常に限られたものになります。
今回は、研削加工と切削加工について説明します。
[切削加工]
切削加工とは工具、もしくは材料を高速回転し接触させることで材料をそぎ落とすように加工していきます
切削加工には材料を回転させ加工する旋盤や工具を回転させ加工するフライス盤、マシニングセンタといった機械があります
特徴としては研削加工や放電加工と比べ切り込み量が多く、
送り速度も速く設定できるため短時間での加工が可能です。
一般的な刃物は超硬合金でできているため同等の硬さの超硬合金を加工することはできません
そのため超硬合金を加工するにはダイヤモンドの刃物を用います。
切削加工に用いるダイヤモンドには単結晶ダイヤモンドと多結晶ダイヤモンドがあります。
単結晶ダイヤモンドとはダイヤモンドの結晶を刃物の形に成形しそれを取り付けた工具となります。
特徴としては結晶化したダイヤモンドのため摩耗に非常に強く割れてしまわない限り非常に長く使用できます。
また刃先が安定しているため面相度が良く精密加工にも向いています
多結晶ダイヤモンド工具とは微小なダイヤモンドを集め焼き固めたものを取り付けた工具となります。
特徴としては単結晶ダイヤモンドとよりも安価ですが
加工精度が低いことと精密加工が難しいことが挙げられます
超硬合金は衝撃により欠けてしまうことも多く、切削加工をする際には切り込み量や送り速度を綿密に設定する、
高い技術力と経験が必要となります。
[研削加工]
研削加工は砥石を用いて材料を少しづつ削って加工していく方法になります
研削加工は超硬合金を加工する一般的な方法として知られています。
超硬合金を加工する際には鋼にダイヤモンドを電着した砥石やダイヤモンドをレジン等で硬めた砥石があり、
それらを高速回転させて材料にあてることで加工していきます
研削砥石は切削加工とは異なり単結晶ダイヤモンドのような大きなダイヤモンドが必要ではないので
切削と比較するとコストパフォーマンスに優れています
しかし一度に加工できる量が少ないため研削加工よりも加工時間が多くかかるといったデメリットもあります
そのため研削加工にも加工を工夫する必要があり、番手(ダイヤモンドの大きさ)や回転数、切り込み量などによって
製品に応じた最適な加工条件を模索する必要があります。
弊社ではこの様な特殊な加工技術を用いて、耐摩耗工具の製造・販売を行っております。
超硬合金の加工でお困りでしたらぜひご一報ください。
その他情報も弊社ホームページに掲載しております。
大伸ダイス工業株式会社
大阪府大阪市平野区加美北7-7-10
TEL:06-6791-6097
FAX:06-6794-1243
E-mail:info@daishindaisu.co.jp
HP:http://www.daishindaisu.co.jp/
会社名 |
大伸ダイス工業 株式会社 (だいしんだいすこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 91496 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 大阪市平野区 |
電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 32人 | 担当者 | 川島 幸大 |
産業分類 | 治工具 / 工作機械 |
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