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ハイス鋼とは高速度鋼のこと指しています。
鋼にW(タングステン)、Cr(クロム)、Mo(モリブデン)、V(バナジウム)、Co(コバルト)などを
配合した合金のことを指します。
HSS(high-speed-steel)とも呼ばれ非常に硬く、切削工具に幅広く使われています。
原料を電気炉などで溶かしたものを形にして圧延した溶解ハイスが一般的なハイス鋼と呼ばれるものです。
金属組織を構成する粒径は比較粗いものになります。
ハイス鋼にも種類があり、粉末治金法によって製造される粉末ハイス鋼というものがあります。
粉末ハイス鋼では材料を一度溶かして微粉末にして焼き固めるという方法をとることで金属組織が緻密で
結晶粒も小さいものになります。
ハイス鋼のメリットは超硬に比べ安価で粘りがあり刃がかけにくいところです。
デメリットは加工速度が遅く精度がそこまでよくないことがあげられています。
前回、合金工具鋼で触れたSKD61に配合させているものと同じものを配合している為、非常に耐熱性に優
れています。
またハイス鋼は金属1000℃以上の焼き入れ、600℃以上の焼き戻しの熱処理を施すことにより秀でた硬度
を持っています。
今回はハイス鋼のなかでも3種類の鋼材についてご説明させていただきます。
【SKH2】
18-4-1型と言われ W:18% Cr:4%、V:1%
W系ハイスで大量のWを混入し高温強度を向上し、摩耗への耐性が高いのが大きな特徴となってます。
そのため一般的な切削工具に使用されることが多く、バイトのような旋削加工用の工具にも使用される。
【SKH51】
Mo系ハイスで射出成型金型によく使われます。
高温強度はW系ハイスに劣るが、Moを含ませることで粘りを高めている。
高い硬度、耐摩耗性、耐熱性、切削性能の特性を持ち、高速での切削加工に適しています。
切削工具、金型、工具部品、機械部品などに幅広く使われています。
【SKH40】
SKH2やSKH51等の溶解ハイスに比べて強靭であり、耐摩耗性にも優れています。
粘り強さや寿命もこちらの方が優秀で性能の高い切削工具の製造が可能となり、長期的に高いパフォー
マンスを期待できます。
但し、他よりも高価なものになります。
弊社ではこの様に材料の特性を生かし、耐摩耗工具の製造・販売を行っております。
超硬合金の加工でお困りでしたらぜひご一報ください。
その他情報も弊社ホームページに掲載しております。
大伸ダイス工業株式会社
大阪府大阪市平野区加美北7-7-10
TEL:06-6791-6097
FAX:06-6794-1243
E-mail:info@daishindaisu.co.jp
HP:http://www.daishindaisu.co.jp/
会社名 |
大伸ダイス工業 株式会社 (だいしんだいすこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 91496 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 大阪市平野区 |
電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 32人 | 担当者 | 川島 幸大 |
産業分類 | 治工具 / 工作機械 |
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