---
鋼について
・鋼とは炭素を400ppm~2%程度含む鉄の合金のことです。鋼鉄とも呼びます。
炭素量が増えるほど、鋼は強く硬くなりますが同時に靭性と呼ばれる粘り強さが失われてしまいます。
今回は鋼の中の炭素鋼について説明させていただきます。
炭素鋼は鉄と炭素の合金のことで炭素量が0.02~2%までの鋼鉄のことです。
純粋な鉄に比べて加工性に優れ、鉄を利用する大部分は鋼によって占められることから鉄鋼とも呼びます。
資源量が豊富で精錬しやすく、強靭であり加工もしやすい上に安価のため世界中で利用されています。
主成分(鉄、炭素)以外に銅や硫黄、ケイ素なども含みます。また、JIS規格で品種を細かく分類しています
炭素含有量によって分けられている種類は下記4種類です
・冷間圧延鋼板(SPC材):炭素含有量~0.1%
冷間圧延で製造される厚さが0.4~3.2mmの鋼板のことです。薄い板材なので大きな力が加わる場所にじゃ向いてないが
加工性は良く、板金機械のプレスや曲げ加工に使用されます。炭素量が低いため焼き入れの効果は得ることができない。
・一般構造用圧延鋼材(SS材):炭素含有量0.1~0.3%
丸棒や鋼板など様々な形状があり汎用材としてよく使われています。加工性と溶接性はあるが冷間圧延鋼板と同じで焼き入れの効果を得ることができない
・機械構造用炭素鋼鋼材(S-C材):炭素含有量0.1~0.6%
SとCの間に数字が入りS45Cでは炭素量が0.45%になります。炭素量が0.3%以上になると焼き入れの効果も得ることができます
・炭素工具鋼鋼材(SK材):炭素含有量0.6~1.5%
SKの後に数字が入りSK6では炭素量0.6%になります。硬さと耐摩耗性に優れ工具に使われやすいです。ピンやシャフトに使われることが多い。
ただ、高温には弱く硬さが低下する。刃物、ばね、ワッシャー等自動車部品から家庭用工具、工場用機材まで広く使われます。
次回は他の鋼材の種類について解説させていただきます。
弊社ではこの様な鋼材を用いて、耐摩耗工具や機械部品の製造・販売を行っております。
鋼材の加工でお困りでしたらぜひご一報ください。
その他情報も弊社ホームページに掲載しております。是非ご覧ください。
大伸ダイス工業株式会社
大阪府大阪市平野区加美北7-7-10
TEL:06-6791-6097
FAX:06-6794-1243
E-mail:info@daishindaisu.co.jp
HP:http://www.daishindaisu.co.jp/
会社名 |
大伸ダイス工業 株式会社 (だいしんだいすこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 91496 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 大阪市平野区 |
電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 32人 | 担当者 | 川島 幸大 |
産業分類 | 治工具 / 工作機械 |
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて