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----- 面租度について-----
<面租度とは>
面租度とはその名の通り「面」の「粗」さの「度」合いを指示するものとなっており、
図面上では表面粗さ記号を用いて指定をします。
具体的には加工後に工具の回転数や送り速度により凹凸や目に見えないような細かい傷が生じ、
製品表面を拡大した際にどれくらいの凹凸があるのかを
特定の計算方法により数値化したものとなります。
面租度にはいくつかの表し方がありのですが、その中からRa(算術平均粗さ)とRz(最大高さ)
ご説明いたします。
・Ra(算術平均粗さ)
Raとは凹凸の平均の深さを指示する方法でμmの単位にて表します。
よってRa0.2であればその面の凹凸を平均すると0.2μmの深さがあることとなります。
計算式としては表面の関数Z(x)の絶対値を0から測定長さlでxについて積分し測定長さlで割ることで求めます。
Raを使用することのメリットとしては製品に少数の比較的深い傷があった場合でも
数値に対する影響力が少ないため、製品の全体的な面租度を指定することができます。
・Rz(最大粗さ)
Rzは製品表面の凹凸の最も低い谷と最も高い山の差分を指示する方法でμmの単位にて表します。
よってRz0.2であればその面の最も低い部分と最も高い部分の差分が0.2μmあることとなります。
Rzを使用することのメリットとしては製品に小傷があった場合その凹凸をもとに数値を算出するため
製品全体に安定した面租度が必要な製品に向いています。
<その他の面租度指示>
面租度の指定としては単純に凹凸の度合いだけではなく、
その他の要素も指定することができます。
・加工方法
加工方法も面の仕上がりを決定づける要素になります。
使用する加工機によってはらせん状のツール目ができたり
年輪のような目ができることもあります。
そのため製品の用途に応じて加工方法を指定することができます。
例 M:フライス加工 L:旋盤加工 G:研削加工 等
・筋目方向
筋目方向ではツールマークがどのような方向についているのかを指示することができます。
= :投影面に対して平行なツールマークが必要な場合に指示されます。
⊥:投影面に対して垂直なツールマークが必要な場合に指示されます。
x:投影面に斜めで2方向の交差するようなツールマーク必要な場合に指示されます。
このように製品の用途に応じて加工する方向にも細かい指示がなされる場合があります。
弊社ではこの様な図面の知識を生かし、耐摩耗工具の設計・製造・販売を行っております。
機械部品の製造や加工でお困りでしたらぜひご一報ください。
その他情報も弊社ホームページに掲載しております。
大伸ダイス工業株式会社
大阪府大阪市平野区加美北7-7-10
TEL:06-6791-6097
FAX:06-6794-1243
E-mail:info@daishindaisu.co.jp
HP:http://www.daishindaisu.co.jp/
会社名 |
大伸ダイス工業 株式会社 (だいしんだいすこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 91496 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 大阪市平野区 |
電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 32人 | 担当者 | 川島 幸大 |
産業分類 | 治工具 / 工作機械 |
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