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自動化機器向け部品開発における試作の手戻りを防ぐために、設計段階で知っておきたい金型側の視点を3つ紹介します。
1. 試作段階での手戻りが開発スピードを鈍らせる
小型の自動化装置やロボット機器では、部品そのものが複雑かつ高密度になる傾向が強く、開発段階での試作→評価→修正のサイクルが頻繁に発生します。
とくに、プレス部品などの金属筐体や構造部品において、図面通りに加工しても「現物合わせで不具合が出る」ことが珍しくありません。
よくあるケースとしては以下のようなものがあります。
組立後に干渉や取付けズレが判明
設計変更に金型が追従できず再製作が必要に
試作品が量産仕様に合っておらず金型構造を一から見直し
これらは、設計側だけの問題ではなく、金型側の視点や製造現場の知見が十分に共有されていないことが根本原因になっているケースが多くあります。
2. 設計段階で意識したい“金型側の3つの視点”
部品試作において「設計→製作→手戻り」のループを減らすためには、最初の設計段階で金型製作側が持っている知見を取り入れることが極めて有効です。
ここでは、実際に現場でよく指摘される3つの視点を紹介します。
✅ 1. 加工方向・抜き方向の制約を意識する
プレス加工では金型の抜き方向=工具の進行方向が物理的に制限されます。
一見簡単そうに見える形状でも、裏面に逃げがない、二方向に突起がある、材料送りができないといった場合、金型では対応できず工法そのものを再設計する必要があります。
設計段階で、**「これは本当にプレスで抜けるか?」**という視点を持つだけで、大きな手戻りを未然に防げます。
✅ 2. 試作金型と量産金型の構造差を理解する
試作段階では、単発金型や簡易金型を用いてスピード重視で加工されることが多いですが、このときに「量産時と同じ品質が出る」と想定すると、後で問題が顕在化します。
例えば、ピアス穴や曲げ形状の寸法が微妙に違う、材料の送り精度が変わるなどです。
試作設計時には、「これは単発だけど量産時は順送型になる」「本来は自動送りが前提」など、最終形態を想定した試作評価が重要です。
✅ 3. 材料の方向性やばらつきを反映した設計を行う
意外と見落とされがちなのが、材料のロール方向や個体差による影響です。
特に薄板(t0.3mm以下)やSUS材を使う場合、スプリングバックや曲げ応力に方向依存性が強く、製品の精度や加工再現性に大きく関わります。
設計段階で、「ロール方向:長辺に対して直角」などの指示を入れておくことで、量産時の安定性が飛躍的に向上します。
3. 試作から量産を“切り離さない”開発体制が求められる
近年の開発現場では、製品のライフサイクルが短くなり、**「とりあえず試作を出す」→「後で考える」**という流れが常態化しています。
しかしその結果、量産段階で問題が噴出し、スケジュール遅延・コスト超過を招くケースが後を絶ちません。
重要なのは、「試作だから」と軽視せず、試作段階で量産を見据えた設計・製作・評価を実施することです。
そのためには、設計者・製造担当者・金型メーカーが設計初期から情報を共有し、要件をすり合わせることが不可欠です。
4. 私たちが試作段階から提供できること
SPワークスでは、金型設計・製作から試作加工・評価までを一貫対応することで、試作段階での手戻りリスクを最小限に抑える支援を行っています。
金型構造のフィードバックを踏まえた設計相談が可能
量産を想定した順送・単発の使い分け提案
素材や公差管理の観点から“加工再現性”を高めるノウハウ
ロボットや自動機器部品に多い複雑形状部品のトライ&リトライ対応
試作が単なるテストではなく、量産立ち上げを左右する「初期戦略」の一部として機能するよう、金型側からの視点でサポートいたします。
詳細はPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問合せください。
https://sp-w.co.jp/
| 会社名 |
株式会社SPワークス (えすぴーわーくす) |
エミダス会員番号 | 90390 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 豊橋市 |
| 電話番号 | 0532-31-0946 | FAX番号 | 0532-32-2692 |
| 資本金 | 300 万円 | 年間売上高 | 21,000 万円 |
| 社員数 | 18人 | 担当者 | 朝倉 義博 |
| 産業分類 | 電子部品 / 医療機器 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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