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精密接点部品の試作で寸法安定性が出ない原因と、設計・金型構造の両面から再検討すべき具体的なチェックポイントを解説します。
1. 寸法が安定しない?試作時によくある精密部品の課題
コネクタやセンサー部などに使用される精密接点部品では、1つひとつの部品に対して非常に高い寸法精度が求められます。
しかし、試作時には「図面通りに作っても安定しない」「同じ条件なのにバラツキが出る」といった課題が頻出します。
特に以下のようなパターンが見受けられます。
微細な穴径や突起が寸法公差を満たさない
曲げ加工後に高さや角度がバラつく
成形中の応力や材料反発によって寸法が戻ってしまう
これは、製品精度の問題ではなく、設計段階の配慮不足や金型構造との整合が取れていないことに起因することが多くあります。
2. 寸法不良の主な原因とは?
寸法安定性に影響を与える要因は、次の3点に集約されます。
■ スプリングバックの見込み不足
曲げや成形後に材料が「元に戻ろう」とするスプリングバック。
これは材料の種類や板厚、加工角度によって大きく変化します。試作時に量産と異なる条件で加工していると、再現性が取れなくなります。
■ 抜きクリアランス・パンチ設計の誤差
微細な接点を形成する際には、抜き加工でのバリや変形が最終形状に影響します。
パンチとダイのクリアランスが不適切だと、抜き時に穴径が大きくなったり、エッジが乱れて接触不良の原因にもなります。
■ 金型構造による振動・ずれ
高精度部品の場合、加工時の微細な振動や芯ずれも大きな問題になります。ガイドピンの精度やストリッパー構造の剛性も寸法安定性に直結します。
3. 設計者が見直すべき3つのポイント
精密部品の寸法バラつきに悩んだとき、設計段階で見直すべき具体的な項目を3つに絞って紹介します。
✅ 1. 曲げ角度と材質による補正設計
材質ごとのスプリングバック補正値(例:SUS>鉄>アルミ)を考慮して、曲げ寸法を理論値より微調整するのがポイントです。
特にSUSなど硬度の高い材料では、5°以上の戻りが発生することもあります。
✅ 2. 端面処理と抜き条件の考慮
微細な突起やコンタクト部は、抜き加工でのエッジ精度が重要です。角Rやテーパーの有無、エンドミル加工との併用などを検討し、バリが発生しにくい設計にする必要があります。
✅ 3. 公差の設け方と記載方法
一般公差のままにしている箇所に対して、本当に必要な精度なのかを再検討し、「管理が必要な箇所」と「量産性重視で許容できる箇所」を明確に区別しておくことで、無用な寸法管理による不安定性を減らすことができます。
4. 試作現場と連携した“再設計”が鍵
こうした寸法安定性の問題は、図面だけで判断しても解決しづらいケースが多くあります。
重要なのは、試作後に得られた実測データをもとに、設計と金型製作現場が連携して「再設計」することです。
私たちSPワークスでは、試作後の測定結果をフィードバックとして設計へ即時反映し、「次の試作で結果が出る」サイクルを短期間で構築することが可能です。
5. このような課題に対応できる理由
微細パンチ・極小曲げ形状にも対応した金型設計技術
±数μm単位での加工調整・再トライの実績多数
設計→金型→プレス→測定の各部門が社内連携し、データベース化を実施
精密接点部品の寸法安定性改善プロジェクトを多数支援中
精密部品の寸法安定性でお困りの際には、ぜひ一度ご相談ください。現場目線と設計の視点をつなげて、量産を見据えた試作をご提案いたします。
詳細はPDFをダウンロードしていただくか、お気軽にお問合せください。
https://sp-w.co.jp/
| 会社名 |
株式会社SPワークス (えすぴーわーくす) |
エミダス会員番号 | 90390 |
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| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 豊橋市 |
| 電話番号 | 0532-31-0946 | FAX番号 | 0532-32-2692 |
| 資本金 | 300 万円 | 年間売上高 | 21,000 万円 |
| 社員数 | 18人 | 担当者 | 朝倉 義博 |
| 産業分類 | 電子部品 / 医療機器 / 輸送機器 | ||
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