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●快削鋼とは
快削鋼は、切削加工を容易にする事を目的にして、
鋼中に金属あるいは非金属の快削成分を適当量添加させた鋼材であり
特殊鋼の一つです。
JIS規格上に快削鋼は
硫黄・鉛複合快削鋼のSUM材、
みがき棒鋼SGD材の一部(SUM材を素材にして冷間加工したもの)、
ステンレス鋼ではSUS303等ありますが
JIS規格以外にも各磨棒メーカーより独自製品が出されており、
テルルやビスマスを更に添加して被削性を飛躍的に向上させた鋼種や、
機械構造用炭素鋼・合金鋼・炭素工具鋼中に鉛やカルシウムを添加して
被削性を付加した鋼種もあり、
切削(旋盤・フライス盤)加工用の材料として広く使われております。
●快削鋼の歴史
快削鋼の始まりは硫黄快削鋼で、
第1次大戦(1920年頃)以降、アメリカで研究・実用化された
と言われています。
旋盤加工の際、同じ鋼材でも良く削れるもの、削り難いものがあり、
それらの成分を分析した結果、
硫黄が多く入っている鋼が良く削れることを発見したことが発端
とされています。
快削鋼は当初、機械的特性を厳しく要求されない
低炭素鋼から開発が始まりましたが、
近年においては、加工技術と製鋼技術の発展に伴い、
低・中・高炭素鋼から機械構造用鋼、工具鋼、ステンレス鋼に至るまで、
あらゆる種類の快削鋼が開発され、
自動車部品、OA機器部品、時計部品等のように
大量生産を必要としたり、細かい精度が厳しく要求される部品を
効率よく切削加工する為には、快削鋼はなくてはならない存在です。
尚、1927年に創業を開始した弊社秋山製鋼㈱は、
1935年日本初のFree Cutting Steel(快削鋼線材)の
輸入・時計部品用材として生産販売開始、
1936年硫黄快削鋼素材を輸入、生産販売開始以降、
現在に至る歴史があり
快削鋼磨棒鋼業界においては品質・製造技術共に
国内のみならず海外においても高い評価を受けております。
会社名 |
秋山精鋼 株式会社 (あきやませいこう) |
エミダス会員番号 | 90245 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 中央区 |
電話番号 | 03-3663-0311 | FAX番号 | 03-3663-0313 |
資本金 | 10,000 万円 | 年間売上高 | 720,000 万円 |
社員数 | 200人 | 担当者 | 販売部 特販グループ |
産業分類 | 産業用機械 / OA機器 / 輸送機器 | ||
主要取引先 |
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