●ＳＧＤ材
　SGD材(みがき棒鋼[JIS G 3123])は
　通常熱間圧延にて製造される
　　・みがき棒鋼用一般鋼材(JIS G 3108)
　　・機械構造用炭素鋼鋼材(JIS G 4051)
　　・硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材(JIS G 4804)
　　・焼入性を保証した構造用鋼鋼材(H 鋼）(JIS G 4052)
　　・機械構造用合金鋼鋼材(JIS G 4053)
　　・アルミニウムクロムモリブデン鋼鋼材(JIS G 4202)
　に冷間での加工を加えた鋼材になります。
　(※SGD材(みがき棒鋼[JIS G 3123])も記号で示せば
さらに熱処理を加えてもOKという事になっております)


●SUM24L素材のＳＧＤ材の場合
　「SUM24L」(熱間圧延材)[対応規格JIS G 4804]に
　冷間引抜加工を加えてBar材にしたものは
　JIS G 3123のルールにより
　対応する規格はJIS G 3123(SGD材)ですが
　表記は「SUM24L-D」になります。

　その為
　①SUM24Lという表記ではあるが、
　　対応規格はJIS G 4808なのかJIS G 3123なのか？
　②鋼種表記はSGDにしないといけないのか？
　等、少し混乱しやすい状況になっております。


●「みがき棒鋼用一般鋼材」と「みがき棒鋼」
　又、冷間加工材の「みがき棒鋼」(JIS G 3123)と
　熱間加工材で素材としての「みがき棒鋼用一般鋼材」(JIS G 3108)
　もある為に、混乱しやすい状況になっております。


●ＳＧＤ材の切削性と強度
　尚、SGD材の切削性につきましては
　冷間加工に使用した素材により決まります。

　又、SGD相当材である弊社の快削鋼の強度は
　SUM24L素材のSGD材を独自規定として
　引張強さ440N/mm2以上でお出しさせていただだいております。