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●SS材とASKの快削鋼の違い
「SS材」と「ASKの快削鋼」を分類すると
「SS材」は「熱間圧延で製造」された「普通鋼」の「一般構造用圧延鋼材」にあたりますが
ASKの快削鋼は「熱間圧延で製造」された「特殊鋼」の「快削鋼(SUM材)」を素材にして
冷間加工を加えた「みがき棒鋼(SGD材)」にあたります。
SS材が鋼材の基本として強さを提示しているのに対し
快削鋼は切削性向上を目的にした鋼種です。
その為、快削鋼はJIS規格に引張強さ規格等が記載されない状況です。
●強度(引張強さ)
尚、引張強さにつきましてですが
弊社オリジナルブランドASK-2100~2800は規格を440N/mm2(MPa)以上をとさせて頂いておりますのでSS400に比べて特に問題はありません。
(ヘッダー加工等冷間圧造用途向けで540N/mm2[MPa]以下の規格でも製造する事も可能です。)
実力値一例になりますが
ASK-2600S(鉛入り硫黄快削鋼)の引抜材φ7.00mmで
引張強さは624N/mm2(MPa)
0.2%耐力は591N/mm2(MPa)
になります。
(一般に快削鋼の機械的性質はベース鋼と実用上は同等ですが、伸び・絞り・衝撃値等に若干の違いもありますので鋼種選定の際にはご相談いただければと思います。)
●切削性
一方、切削性につきましては、被削性指数率で
硫黄快削鋼(ASK-2200R等)を100とした場合
軟鋼(SS400[旧規格SS41]等)は80~75程度とされておりますので
軟鋼の約1.25倍~1.30倍の切削速度で切削加工が可能となり
生産性の向上(トータルでのコストダウン)に寄与することが可能となります。
又、快削鋼は軟鋼と比較し切削性に優れる為
通常の軟鋼の切削では難しい形状・精度の加工も可能にする
といった効果や
切粉破砕性に優れるので切粉が切削チップ(刃具)への絡みづらい為、
無人稼働による生産性の向上も可能にする
といった効果があります。
会社名 |
秋山精鋼 株式会社 (あきやませいこう) |
エミダス会員番号 | 90245 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 中央区 |
電話番号 | 03-3663-0311 | FAX番号 | 03-3663-0313 |
資本金 | 10,000 万円 | 年間売上高 | 720,000 万円 |
社員数 | 200人 | 担当者 | 販売部 特販グループ |
産業分類 | 産業用機械 / OA機器 / 輸送機器 | ||
主要取引先 |
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