～引抜材（ＣＭ）～
連続抽伸機(コンバインドマシン)にて真っ直ぐにしたＢａｒです。
製造工程を短縮でき製造速度も速い為、ロットが大きくなるほど研削材（Ｇ）に比べコストメリットを出すことが可能です。


～研削材（Ｇ）～
Ｂａｒの表面をセンタレスグラインダーで研削した材料です。
素材になるBarはピーリング材（ＰＭ）、又は直線機や連続抽伸機(コンバインドマシン)にて真っ直ぐにしたものを使用します。
　
研削材の真直度につきましてはＢａｒの作り方で決まりますが、
材料の外径精度・真円度・外観につきましては、表面を研削している為、引抜材（ＣＭ）に比べ優れております。

研削材の具体的メリット一例：
①素材スケール・表面キズ・外周異常層（脱炭等）が除去されます。
②表面が砥石で均一に研削してある為、めっき性にも優れます。
　又、特に長物の部品であれば研削肌をそのまま部品肌に使用する事で
　外削を省略も可能な為コストメリットを出すことも可能です。
③外径精度がより優れる為、旋削部品の精度にも好影響があります。
④直線機にてＢａｒ加工したものは特に真直度良好の為、
　主軸移動型旋盤での長物部品切削加工の場合では特に精度に好影響があります。