導入メリット/技術区分 : 部品一体化 軽量化 薄肉化 品質向上 鋳造
DMP技術により造型した中子では、鋳鉄の鋳造時にベーニングと呼ばれる鋳造欠陥(鋳バリ)が発生します。複雑な中空構造を有する製品では、内部に発生したバリを完全に取り除くことは難しく、DMP造形技術を鋳鉄に適用するための大きな障壁となっていました。また、プリンタ式の三次元積層造型装置は天然硅砂のみしか対応しておらず、鉄などの高融点金属の鋳造が困難でした。
木村鋳造所では、人工砂を用いたDMP造形技術の開発(特願2012-113632)を行い、ベーニング欠陥の発生しない中子を作製する技術を確立しました。この技術により短納期・複雑形状・高品質に対応した鋳物が製作可能となっております。この技術は肉厚1.5mm且つ複雑なデザインの装飾用鋳物、3Dプリンタを活用することにより実現した熱交換性の高い冷却用パイプ形状の鋳物、中子を一体で作ることで実現したバリの少ない高品質な鋳物の製作を可能にしています。
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