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■なぜ今、多軸自動旋盤に注目すべきか?
製造業において「いかに早く、正確に、安く大量に作るか」は永遠のテーマです。特に自動車部品や電子部品など、高精度かつ大量生産が求められる分野では、加工設備の選定が製品の品質とコストに直結します。そんな中、近年再び注目されているのが「多軸自動旋盤」です。
一見すると古い技術に見えるかもしれませんが、正しく使いこなせば、他の設備では実現できない生産性とコストパフォーマンスを発揮します。本記事では、多軸自動旋盤の構造と仕組みをわかりやすく解説し、その魅力に迫ります。
■ 多軸自動旋盤とは?
多軸自動旋盤とは、複数の主軸(通常6軸または8軸)を持つ自動旋盤で、それぞれの主軸が異なる加工工程を担当し、順番にワーク(加工対象)を受け渡しながら加工を進めるという特徴を持ちます。
この「順送加工」の仕組みにより、1つのワークが1周する間に複数の工程を同時並行で完了できるため、加工時間を大幅に短縮することが可能です。
■ 構造のポイント
1. 主軸(スピンドル)
- 各主軸は独立して回転し、異なる工具と連動して加工を行います。
- ワークは主軸間を順番に移動しながら、段階的に完成形へと近づきます。
2. 工具配置
- 各主軸に対応する工具が配置されており、穴あけ、ねじ切り、外径加工、内径加工などを分担します。
- 工具の切り替えが不要なため、サイクルタイムが非常に短いのが特徴です。
3. カム制御 or NC制御
- 従来はカムによる機械的制御が主流でしたが、近年はNC(数値制御)による柔軟な制御も可能になっています。
■ 多軸自動旋盤のメリット
- 圧倒的な生産能力:1台で月産10万個以上の加工が可能
- 加工時間の短縮:工程を並列処理することで、1個あたりの加工時間を大幅に削減
- 省スペース:1台で複数工程をこなすため、工場内のスペース効率が良い
- 人手削減:段取り後は自動運転が可能で、オペレーターの負担が少ない
■多軸自動旋盤は“古くて新しい”生産設備
多軸自動旋盤は、確かに「扱いづらい」「段取りが大変」といったイメージを持たれがちです。しかし、その構造と仕組みを正しく理解し、適切なノウハウを持って運用すれば、他の設備では得られない生産性とコストメリットを実現できます。
特に、同一形状の部品を大量に、かつ高精度で加工したいというニーズがある場合、多軸自動旋盤は非常に有効な選択肢となります。
そして、鬼頭鉄工所はこの多軸自動旋盤加工におけるプロフェッショナルです。
創業以来70年以上にわたり培ってきた技術とノウハウにより、他社では難しいとされる多軸加工を安定的かつ高品質に実現しています。
「扱いづらい設備」を「競争力の源泉」に変える――それが鬼頭鉄工所の強みです。
| 会社名 |
株式会社 鬼頭鉄工所 (きとうてっこうしょ) |
エミダス会員番号 | 89486 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 名古屋市港区 |
| 電話番号 | 0567-32-4600 | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 200,000 万円 |
| 社員数 | 38人 | 担当者 | 鬼頭篤史 |
| 産業分類 | 輸送機器 / 輸送機器電装品 | ||
| 主要取引先 |
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