お客様が焼入れ業者を選定される際、様々な焼入れ処理の
対応能力がある業者を見つけることが目的になってしまいがちです。
では、焼入れ素材によって焼入れ性が変わることはご存知でしょうか。

今回は、そんな焼入れ性についてご紹介致します。

焼入れ性とは焼きの入る深さと硬さの関係、またはその性質のことです。
硬さの比較ではなく、どの程度の深さまで硬化したかという性質を指します。
表面硬さは上昇しても硬化深さが浅い場合は、硬化深さが深い素材と比べて
焼入れ性が悪いと言えます。
このように、使用する鋼材により焼入れ性は変化します。

熱処理、焼入れ業界では焼きが入る、という言葉をよく耳にしますが、
焼きが入っているかどうかは組織と硬さから判定します。
一般的には、焼入れマルテンサイトと微細パーライトそれぞれが
50%となった組織部分で焼きが入ったと判定します。
その硬さを臨界深さと言い、鋼材表面から50%マルテンサイトの部分までの
深さを焼入れ深さと呼びます。


富士電子工業では、お客様のご要望に沿った焼入れ法案をご提案し
これまで様々なニーズにお応えしてきました。
焼入れの業者をお探しの方はぜひ一度富士電子工業へお問合せ下さい。


～焼入れ性　高周波焼入れ　鋼～
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