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~高周波焼入れにおける加熱コイルの重要性について~
コイル(誘導子)とは高周波焼入れしようとする部品の必要部分に高周波電流を誘起させるための線輪のことです。最も簡単な形状のものは6~12mm径の銅パイプをつる巻き形にしたもので、対向する被加熱部分を昇温させることができます。通電によりコイル自体も発熱し軟化・変形の恐れがあるため、常にコイルを冷却する(水冷)必要があります。
誘導加熱用コイルは非常に広範な形式、形状および寸法のものがつくられています。コイルの設計は加熱されるべき品物の性質や、使用する発振器タイプによっても左右されます。高周波焼入れ結果の良否は昇温パターンと冷却方法で決まりますので、被加熱物に正しい熱分布が発生するように設計をすることが最も重要なことと言えます。
コイルと被加熱物とのクリアランス(間隔)は狭いほど加熱効率は良くなりますが、加熱物からの輻射熱によるコイルの昇温、放電、接触による電解溶損などを生じないように適当な間隔を空けることが必要です。ただし加熱物から離れすぎてしまうと加熱速度が低下してしまいます。一方で常に最大効率の熱伝送が好ましいとは限らず、温度上昇が遅い方が均一な熱分布に適している場合もあります。
コイルの基本形には、「単巻き・多巻き形」「ヘアピン形」「パンケーキ形」「組合せ形」などがあります。加熱コイルは銅パイプを切削、溶接、ろう付け加工などで製作しています.
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会社名 |
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エミダス会員番号 | 88995 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 八尾市 |
電話番号 | 072-991-1361 | FAX番号 | 072-991-1309 |
資本金 | 8,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 130人 | 担当者 | 能美 |
産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
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