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~高周波誘導加熱における周波数の重要性~
今回のテーマは"周波数”です。
周波数とは、ある一定周期で繰り返される『振動』『波動』が単位時間あたりに繰り返される数のことを言います。
難しいようですが、身近なものに音があります。
ご存知の通り、波の振動(周波数)によって聴こえる音程が変わってきます。
人が聴くことのできる音の範囲を可聴域といいますが、これは20Hz~20kHzと言われています。
20kHzを超える音は超音波と呼ばれ、聴くことはできません。
人の声は男性で500Hz、女性で1000Hzと言われています。
セミの声は4000Hzで、このあたりの周波数に人は最も反応しやすいとされます。
もうひとつ身近なものに、色があります。
学生時代にプリズムで実験した様に、光は様々な波長で構成されています。
色の周波数はとても高く、例えば赤色の波長は450THz=450,000,000,000,000Hzにもなります.
様々な周波数
1Hz =1秒に1回
27.5Hz =88鍵盤ピアノの最低音
50/60Hz =商用周波数
250Hz =冷蔵庫の音
10kHz =電波法では、「高周波利用設備」10kHz以上が高周波と定義されています。
2.4GHz =BluetoothやLAN規格で用いる周波数.
750Thz =紫外線
誘導加熱に用いる高周波設備の周波数帯は一般的なもので約1kHz~400Khzです。
高周波電流には周波数が高ければ高いほどより表面に近い箇所だけに電流が流れる"表皮効果"があります。
そのため、求める硬化層深さや対象のワーク径により、適正な周波数を選ぶことが必要です。
周波数の選定を誤れば、いくら加熱しても温度が上がってこない、必要な硬化パターンが得られないといったことが起きます。
弊社では、長年の経験の蓄積により最適な提案をさせて頂きます。
熱処理に関することは是非弊社までお問い合わせ下さい。
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・「高周波焼入れ」って何だ?
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産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
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