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★ 硬質クロムめっきを厚くしすぎるとどうなる? 剥がれ・割れ・変形のリスクを解説
硬質クロムめっきは膜厚を厚くすることで耐摩耗性や補修効果の向上が期待できます。
しかし、必要以上に厚くすると剥離や割れ、寸法不良、変形などのリスクが高まる場合があります。
そのため、「厚ければ厚いほど良い」というわけではなく、用途に応じた適正膜厚を選定することが重要です。
■ 厚めっきとは何μmから?
硬質クロムめっきに明確な定義はありませんが、一般的には以下が目安となります。
・20~50μm:一般的な耐摩耗用途
・50~100μm:比較的厚めの仕様
・100~200μm:厚膜仕様
・200μm以上:厚めっき
・500μm以上:超厚膜めっき
■ なぜ厚めっきで問題が起きるのか
硬質クロムめっきは非常に硬く耐摩耗性に優れています。
一方で、めっき皮膜内部には応力が存在しており、膜厚が増加するとその影響も大きくなります。
また、析出時間が長くなることで熱や応力の影響を受けやすくなり、不具合発生リスクが高まります。
① 剥離が発生しやすくなる
厚膜になるほど皮膜内部応力が増加します。
・母材との密着力低下
・局部的な応力集中
・使用中の剥離
などが発生する場合があります。
特に補修用途で大幅な肉盛りを行う場合は注意が必要です。
② クラック(割れ)が発生しやすくなる
硬質クロムめっきには微細なクラックが存在します。
膜厚が厚くなるほど応力が蓄積しやすくなり、クラックが拡大する場合があります。
使用環境によっては疲労破壊の起点となることもあります。
③ 寸法不良が発生する
厚めっきでは寸法変化量が大きくなります。
例えば外径に200μm施工すると、片側100μmずつ肉が付くため寸法設計を誤ると組立不良の原因になります。
シャフトやベアリング嵌合部などでは特に注意が必要です。
④ 母材変形の可能性がある
薄肉品や細長い製品では、めっき応力によって反りや変形が発生する場合があります。
・薄板部品
・長尺シャフト
・複雑形状品
では事前検討が重要です。
■ 厚めっきが必要なケース
厚めっきが必ずしも悪いわけではありません。
以下のような用途では厚膜仕様が採用されることがあります。
・摩耗した部品の寸法復元
・大型ロール
・油圧シリンダー
・船舶関連部品
・製鉄設備部品
用途に応じて適切な膜厚を選定することが重要です。
■ 適正膜厚を決めるポイント
適正膜厚は以下によって変わります。
・使用環境
・摩耗量
・母材材質
・製品形状
・要求寿命
そのため「とりあえず厚くする」という考え方ではなく、必要な性能を満たす最適な膜厚を検討することが大切です。
めっき関連で気になることがございましたら、ぜひお問い合わせください!
近畿防蝕株式会社
兵庫県三木市別所町近藤中川原248-7
TEL:0794-82-0096
FAX:0794-82-9020
http://kinki-boushoku.co.jp
| 会社名 |
近畿防蝕 株式会社 (きんきぼうしょく) |
エミダス会員番号 | 87574 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 兵庫県 三木市 |
| 電話番号 | 0794-82-0096 | FAX番号 | 0794-82-9020 |
| 資本金 | 2,700 万円 | 年間売上高 | 100,000 万円 |
| 社員数 | 60人 | 担当者 | 古塚 |
| 産業分類 | 重電関係 / 産業用機械 / 電子部品 | ||
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