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今回は、めっきの密着不良についてお話します。
めっき加工では、母材(素材)とめっきの密着性がとても重要です。
この密着がうまくいかない状態を、「密着不良」 といいます。
密着不良が起こると、
・めっきが剥がれる
・表面が浮き上がる
・ひび割れが発生する
といった不具合につながり、見た目だけでなく、性能にも大きく影響します。
【 密着不良の主な種類 】
密着不良には、主に次の3つのパターンがあります。
① 剥離(はくり)→ めっきが素材からはがれてしまう状態
最もわかりやすい不良で、部分的または全面的にめっきが取れてしまいます。
② 膨れ(ふくれ) →めっきが浮き上がる状態
表面がぷくっと膨らみ、内部にガスや不純物がたまっている場合があります。
③ クラック(ひび割れ)→ めっき表面に細かいひびが入る状態
一見問題なさそうに見えても、そこから剥離や腐食につながることがあります。
【 密着不良の主な原因 】
密着不良は、いくつかの要因が重なって発生します。
特に重要なのが「前処理」と「めっき条件」です。
① 油分や汚れが残っている
→ 脱脂が不十分だと、めっきが素材にしっかり付着しません。
加工油や手の脂などが原因になることがあります。
② 酸化皮膜(サビ・スケール)の影響
→表面に酸化膜があると、めっきが密着しにくくなります。
特に鉄や銅系材料では注意が必要です。
③ 前処理不足(活性化不足)
→ 表面がきれいに見えても、めっきに適した状態になっていない場合があります。
最終の活性化処理が重要です。
④ めっき条件の不適切(電流・温度など)
→ 条件が合っていないと、密着の弱い皮膜になります。
特に電流が強すぎる場合などは注意が必要です。
⑤ 素材との相性(下地の影響)
→ 材質によっては、直接めっきが付きにくい場合があります。
その場合は下地めっき(ニッケルなど)が必要になります。
【 対策 】
① 脱脂をしっかり行う
→油分や汚れを確実に除去することが基本です。
アルカリ脱脂や超音波洗浄などを活用します。
② 酸洗い・表面処理を適切に行う
→サビや酸化膜を取り除き、めっきしやすい状態にします。
③ 活性化処理を徹底する
→めっき直前の処理が密着性を大きく左右します。
④ めっき条件を適正に管理する
→電流・温度・時間などを安定させることが重要です。
⑤ 下地めっきを活用する
→素材に応じてニッケルめっきなどを入れることで、密着性を向上させます。
【 まとめ 】
密着不良を防ぐためには、前処理をしっかり行うことが最も重要です。
特に、【脱脂】・【酸化膜の除去】・【活性化】、この3つが品質を大きく左右します。
< 近畿防蝕について >
当社で対応可能なめっき処理
① 硬質クロムメッキ
② 無電解ニッケルメッキ
③ 銅メッキ
④ 銀メッキ
⑤ 半光沢ニッケルメッキ
⑥ 錫メッキ
⑦ オーバーレイメッキ
⑧ 鉛メッキ
当社では分析室を設け、専門スタッフが日々めっき液の状態をモニタリング・分析しています。「めっき液の品質管理」は、めっきの仕上がり・性能・信頼性に直結する重要な工程です。
たとえば、適切な管理を怠ると、めっき膜の密着不良や剥離などのトラブルにつながるおそれがあります。だからこそ、定期的な成分分析・補正作業を通じて、安定した品質を維持しております。
お客様に高品質な製品をお届けするため、今後も確かな技術と厳格な管理体制のもと、より良い表面処理をご提供してまいります。
めっきについてご要望がございましたらお気軽にお問合せください。
近畿防蝕株式会社
兵庫県三木市別所町近藤中川原248-7
TEL:0794-82-0096
FAX:0794-82-9020
| 会社名 |
近畿防蝕 株式会社 (きんきぼうしょく) |
エミダス会員番号 | 87574 |
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| 国 | 日本 | 住所 |
日本 兵庫県 三木市 |
| 電話番号 | 0794-82-0096 | FAX番号 | 0794-82-9020 |
| 資本金 | 2,700 万円 | 年間売上高 | 100,000 万円 |
| 社員数 | 60人 | 担当者 | 古塚 |
| 産業分類 | 重電関係 / 産業用機械 / 電子部品 | ||
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