鋳造品（鋳物）への無電解NI-Pめっき（無電解ニッケルめっき）
・特徴
無電解ニッケルメッキは、電気ニッケルメッキと異なり、どんな複雑形状品でも完全にメッキをつけることが可能です。
寸法公差の厳しい製品に対して有効なメッキ加工です。
被膜組成は、ニッケルで約90％、リンで10％含有しています。
メッキ析出状態では、ほとんど非晶質であり、耐食性は電気ニッケルと同等以上です。
また、熱処理(320℃)を掛けることで硬度をHV500からHV800以上に上昇します。
・電気ニッケルメッキとの違い
☆均一析出性に優れる。
複雑形状のサンプルでも、メッキが均一に析出するため、寸法精度が要求される製品への適用に適しています。
☆耐食性に優れる。
リン含有率が多いものは、非晶質構造を取るため、耐食性に優れています。
・機能、特性
均一電着性、耐食性、耐摩耗性、耐薬品性。
・主な用途
シャフト、機械部品、発電部品、お客様のニーズに合わせ何でも承ります。
・この表面処理がおすすめの素材
鉄鋼、銅合金、一部アルミニウムも可。

めっき槽　１５００×１２００×２２００
中大型部品まで対応可能。部分めっきにも対応出来ます。
ステンレス、鋳鋼、銅等の材料にも処理可能。

大型鋳鋼品への部分めっき。無電解Ni-Pめっき３０μ

★長年の経験により培われたマスキング技術、自社にて設計・製作する治具の製品技術には定評があり、通常では困難な部分めっき、複雑な形状の製品にも部分めっきが可能です。
☆硬質クロムメッキは７mまで対応。
無電解ニッケルメッキは5500l、2.2mまで対応。
また、ブラスト・研磨などの機械加工・各種めっき(硬質クロムメッキ、無電解ニッケルメッキ、電気ニッケルメッキ、亜鉛メッキ、銀メッキ、銅メッキ、錫メッキ)・仕上げまで社内で一貫加工が可能です。
だからこそ、短納期、低コストが実現できます。


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