自動車(量産)
ロボット
建設機械部品
当製品は、材質SUS304TP ガイド菅に硬質クロムメッキ後、ベーキング処理。
長年の経験により培われたマスキング技術、自社にて設計・製作する治具の製品技術には定評があり、当製品のような、キー溝部分以外への部分メッキが可能です。
硬質クロムメッキとは?
硬質クロムメッキとは、「工業用クロムメッキ」、「ハードクロムメッキ」、「HCR」、「ICr」と呼ばれ、膜厚が薄い場合「フラッシュメッキ」、「ミクロンメッキ」とも呼ばれます。多くの機械的特性をもつ代表的なめっき加工処理です。
装飾クロムめっきは、大気中で変色せず、外観が美しく、腐食されにくい性質をもっているため、古くから銅めっきやニッケルメッキの上に薄く施し、雑貨品から自動車部品まで広く用いられています。
一方、硬質クロムメッキ(工業用クロムメッキ JIS H8615)の大きな特徴は、非常に硬く、摩耗係数が小さく、耐摩耗性に優れていることです。この特徴により、摩耗しやすい機械部品・ローラー・金属類などに広く利用され、耐食性を寄与しています。バフ研磨、ナシジ処理との併用で、お望みの「面粗度」に仕上げることも可能です。
■特徴
・硬さ
電気めっきの中ではもっとも高硬度です。めっき浴の温度や陰極電流密度によりその値は750~1000HVと変化します。標準的な濃度のサージェント浴の浴温度55℃において陰極電流密度15~80A/d㎡の範囲で、ほぼ900HVの安定した硬度が得られると古くから認識されています。
・耐摩耗性
硬質クロムめっきに要求される最も重要な基本的性質であり、きわめて良好です。クロムめっき被膜が高硬度であることにほぼ起因するが、金属の摩耗の原因はきわめて複雑です。
・摩耗係数
硬質クロムめっきの摩耗係数は、他のめっきに比べても小さくなります。
・耐食性
塩化物以外の化学薬品に対して安定であり、大気中でも10μm以上の厚さをもつ被膜は比較的良好な耐食性を示します。硬質クロムめっきを侵食する化学薬品として、塩酸、フッ酸、リン酸、しゅう酸、希硫酸、クエン酸、乳酸、塩化カルシウムなどが上げられます。
・水素脆性
硬質クロムメッキは被覆力のすぐれないめっきであるため、上記と同様に治具の工夫が必要です。硬質クロムめっきは、下地が鉄鋼、黄銅および銅、ニッケルの順序で被覆力は、次第に良好となります。
・潤滑性
硬質クロムメッキ(ハードクロムメッキ)は、潤滑性にも優れています。摩擦相手と疑着しづらく、摩擦係数が低い性質を持っています。
・磁性
硬質クロムメッキは、非磁性です。
・耐熱性
200℃~400℃までは徐々に被膜硬度が減少し、400℃以上で急激に減少します。
・密着性
金属同士が結合し、合金化していますので簡単にははがれることはありません。
・肉盛性
寸法修正・修理を目的としている場合、多量の膜厚を得ることが可能です。弊社の過去の事例で言えば、膜厚1mmのめっき処理を行うことも可能です。
★長年の経験により培われたマスキング技術、自社にて設計・製作する治具の製品技術には定評があり、通常では困難な部分めっき、複雑な形状の製品にも部分めっきが可能です。
☆硬質クロムメッキは7mまで対応。
無電解ニッケルメッキは5500l、2.2mまで対応。
また、ブラスト・研磨などの機械加工・各種めっき(硬質クロムメッキ、無電解ニッケルメッキ、電気ニッケルメッキ、亜鉛メッキ、銀メッキ、銅メッキ、錫メッキ)・仕上げまで社内で一貫加工が可能です。
だからこそ、短納期、低コストが実現できます。
お気軽にお問合せ下さい!!
近畿防蝕株式会社
兵庫県三木市別所町近藤中川原248-7
TEL:0794-82-0096
FAX:0794-82-9020
http://kinki-boushoku.co.jp
会社名 |
近畿防蝕 株式会社 (きんきぼうしょく) |
エミダス会員番号 | 87574 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 兵庫県 三木市 |
電話番号 | 0794-82-0096 | FAX番号 | 0794-82-9020 |
資本金 | 2,700 万円 | 年間売上高 | 90,000 万円 |
社員数 | 57人 | 担当者 | 古塚 |
産業分類 | 重電関係 / 産業用機械 / 電子部品 |
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて