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理化学機器では、安定した温度制御が精密な測定や実験結果に直結するため、冷却ユニットの性能が重要です。今回は、C1020無酸素銅を使用し、深溝加工・ガンドリル・BTA加工を組み合わせて製作された高性能冷却ユニットの加工事例をご紹介いたします。
◇C1020無酸素銅製冷却ユニットとは?
本製品は、理化学機器内部の熱管理を目的とした冷却ユニットです。高い熱伝導性を持つC1020(無酸素銅)を採用することで、効率的な熱拡散を実現しています。内部には深溝構造と貫通孔を設け、冷却水の流路を確保することで、長時間の運転時でも安定した冷却性能を維持します。
◇製品詳細
・材質:C1020(無酸素銅)
・加工内容:深溝加工、ガンドリル加工、BTA加工
・用途:理化学機器の温度制御用冷却ユニット
・対応ロット:単品試作から量産まで対応
◇特長
・高い熱伝導性を持つC1020を使用
・深溝加工により冷却水の流れを最適化
・自社開発の特殊工具で高難易度加工に対応
・精密なガンドリル加工・BTA加工による長尺深穴への対応力
◇使用例
・理化学分析装置の温度制御ユニット
・真空機器や実験装置の冷却部品
・温度変化の影響を受けやすい試料保持部品
・電子・物理実験設備の熱拡散構造体
◇加工方法
まずC1020素材に対して、深溝加工を施し、冷却水の効率的な流れを確保します。次に、ガンドリルおよびBTA加工を用いて長尺かつ高精度の貫通穴を形成。これらの加工は社内で開発した特殊工具を使用しており、加工径に対して深さが非常に大きい場合でも、変形や寸法ズレを最小限に抑えた仕上がりを実現しています。
◇取組み
理化学機器分野で求められる高精度・高信頼性の要求に応えるべく、材料選定から加工方法まで最適なソリューションをご提案しています。難加工材や複雑な形状に対する豊富な実績を活かし、試作段階からのご相談にも柔軟に対応いたします。
◇まとめ
温度制御が重要な理化学機器において、冷却ユニットの構造と加工精度は性能を左右する要素です。C1020無酸素銅を用いた本製品は、深溝・深穴加工を駆使し、熱対策に優れた一品です。難加工や特殊仕様に関するご相談も、ぜひお気軽にお問い合わせください。
株式会社 アイジェクト
〒350-1202
埼玉県日高市駒寺野新田251-14
TEL:042-989-8941(代表)
FAX:042-989-8952
URL:https://www.i-ject.com/
会社名 |
株式会社 アイジェクト (あいじぇくと) |
エミダス会員番号 | 87505 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 埼玉県 日高市 |
電話番号 | 042-989-8941 | FAX番号 | 042-989-8952 |
資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 16人 | 担当者 | 戸口儀隆 |
産業分類 | 治工具 / 通信機器 / 電子部品 | ||
主要取引先 |
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