---
ERINは、常温でセラミック皮膜を形成する表面処理技術です。DLCやTiNといった従来のコーティング技術と比較しても高性能で、環境負荷の低減にも貢献する点が大きな特長です。高硬度・耐摩耗性・絶縁性・耐熱性を兼ね備えたERINの実力と導入によるメリットについて紹介します。
【ERINの基本特性と環境対応】
ERINは、六価クロムを一切使用しない完全クロムフリーの常温セラミックコーティングです。エアロゾルデポジション(AD)法を応用し、常温で微粒子を基材に高速で衝突させて高密着なセラミック膜を形成します。膜厚は1~6μm程度の範囲で、一般的には1~3μmが使用されます。熱処理を伴わないため、基材への熱影響が少なく、寸法安定性に優れています。
六価クロムを使用しないため、環境へ負荷を与えることはありません。
【高硬度と優れた耐摩耗性】
ERINの硬度はHV1000~1400に達し、DLCやTiNよりも高い耐摩耗性を実現しています。テーバー式摩耗試験(JIS H8503-1989)では、他の皮膜と比べても摩耗量が少なく、長期的な耐久性に優れています。摺動部品や可動部の寿命延長に寄与し、メンテナンス回数や部品交換の頻度を抑えることが可能です。
さらに、ERINは-70℃から750℃までの温度変化に対応し、火炎温度1500℃の加熱試験でも皮膜に異常は見られません。冷熱衝撃試験でも48サイクルをクリアしており、高温やな温度変化がある環境下でも使用できます。
【剥離リスクの低減とアウトガス対策】
高密着性を誇るERINは、衝撃や振動にも強く、皮膜剥離のリスクが大幅に軽減されます。また、アウトガスが極めて少ないため、真空環境やクリーン環境でも安心して使用できるのが特徴です。
【多様な適用実績と加工対応】
ERINは、以下のような分野で活用されています。
・半導体・チップ測定装置部品への絶縁処理
・ステンレスシートの耐薬品性向上
・シャフトの摺動部品へのDLC代替による耐久性向上
対応可能なサイズは高さ200mm、横幅800mm、奥行300mmまで。部分マスキングにも対応し、必要箇所のみ成膜することができます。
【DLCやTiNとの比較と代替性】
DLCやTiNは、真空や高温処理を必要とすることが多く、基材への熱影響やコストが課題となる場合があります。ERINは常温処理であるため、精密部品や熱に弱い素材への対応が可能です。
【導入メリット】
1. メンテナンス頻度の削減と寿命延長
2. 部品精度維持による不良低減
3. 電気絶縁性・耐熱性を兼ね備えた多用途対応
4. クロムフリーによる環境規制への対応
5. クリーン環境での使用に適したアウトガスフリー設計
【まとめ】
ERINは、耐摩耗性・絶縁性・耐熱性・環境対応性を高水準で満たした常温セラミックコーティング技術です。DLCやTiNの代替としても優れており、より多様な部品や使用条件に適応可能です。産業分野における高性能化・環境対応の両立を求める現場において、最適な選択肢となります。
【お問い合わせ先】
豊実精工株式会社
〒501-3303 岐阜県加茂郡富加町羽生2146-2
TEL:0574-55-0180
URL:https://www.hojitsu.co.jp/
| 会社名 |
豊実精工 株式会社 (ほうじつせいこう) |
エミダス会員番号 | 84566 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 岐阜県 加茂郡 |
| 電話番号 | 0574-55-0180 | FAX番号 | 0574-55-0185 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 260人 | 担当者 | 山田 正也 |
| 産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 | ||
| 主要取引先 |
|
||
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて
